散歩日記X

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なぜか大阪(9)みんぱく

2017年09月04日 13時30分16秒 | ART
そろそろ昼食かなあ、なんて思いながら、つい国立民族学博物館の常設展示を見始めてしまった。途中でエラいことになったと気がつく。展示室が広すぎるのだ。



ロビーの天井に謎の模様。



「棺桶(エビ)」:ガーナ共和国アクラ地域の棺桶。確かテレビでも見たことがあるのだが、埋葬される人の生前の職業や特技にちなんで棺桶のデザインを決めるらしい。この棺桶を使った方は、海老とり名人だったのか、それとも単なるエビ好きだったのか? できれば私が死んだときは、書棚の形にしてください。



「アステカの暦石(複製)」:メキシコのテノチティトラン地域、アステカ文明のもの。中央にいるのは大地の怪物トラルテクトリで、その周りに、暦が刻まれているらしい。



「神殿型石彫」「シウコアトル巨像」「コヨルシャウキの巨像」「コアトリクェの巨像」:これもアステカ文明のもの。いずれも複製品。



一転してポップな作品。もとは宗教的な意味があったが、こういうのはコレクター向けに作られているらしい。



アブラチ・グローヴァー「首長たちの行列」:ガーナの画家が1996年に制作した作品。バリバリの現代絵画だ。



巨大な楽器、音楽展示コーナーもあり、近代ロックの展示もある。デレク&ザ・ドミノス、ピンクフロイド、レッドツェッペリン、ディープパープルと有名どころが並ぶ。



なんだかすごい彫刻(詳細不明)。



貝澤徹「アイデンティティ3」:日本の展示もある。



藤戸竹喜「藤戸タケ像」。



床ヌブリ「ユーカラクル/語り部」。



祭りと芸能展示から、「やごろどん人形」。



愛媛県南予地方の「牛鬼」。日本は広い。



熊本県八朔祭の「仁王像」。野山の採取物(杉の葉、ススキなど)で作られる、地元密着型人形。



とにかく広すぎる国立民族学博物館、通称「みんぱく」。体力と気力が持つならば、軽く1日滞在することが可能。


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