散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

アンコールワット

2006年02月04日 16時37分44秒 | ART
本日のギャラリー巡り。
紀伊国屋→大同→時計台→市民会館→丸井と回る。

紀伊国屋では山本祐歳の「METAMORIC ANIMAL」展。あちこちで何回か見たことがあるが、木彫りの雰囲気のある動物達が、人間に扮して様々なポーズを取るもの。あわせてその写真が展示されており、それもまた雰囲気を出している。

時計台では安藤和也個展。初めて見たが、非常に細かい描写の人物に驚く。時々写真がブレたように、動きがある表現をしているのも興味深い。

続いて市民会館。
来春に取り壊しが決定したのと、内容はわからないが「リトアニア絵画展」と言うのをやっているので、行ってみた。実の所、特にお世話になったことがないので、あまり感慨もない。

市民会館外観


閉館のお知らせ


食堂はカツカレーが名物らしい


案内板、貴賓室表示もレトロ



リトアニア絵画展


次は丸井今井の「アンコールワット展」。やはり展示会場がチープな感じではあるのだが、かなり面白かった。石や砂岩で作られた仏像・神像を見ると、「やっぱり仏陀って日本人じゃないよなあ」「でも体型を見ると、おなかがポッテリしていて、人間臭いなあ」などと思う。最後の方に青銅関係の仏・神像があり、その中で「盛装のブッダ」という作品が、いい具合に錆びがまわり素晴らしい色合いになっていた。それからガネーシャ(象)・ハヌマット(猿)等の動物神も可愛い。とは言え、ガネーシャが父親に首を切り落とされ、母親が象の首をつけたという、豪快にひどい話でああなったとは知らなかった。


観光客と蕎麦

2006年02月04日 13時23分33秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日の昼食は札幌駅直結の蕎麦屋「I」へ。1時をすぎると注文できる「感謝セット」(誰が誰に感謝するのだろう?)を注文。飲み物にはビールと日本酒が選べるのだが、本日は寒いので、燗酒を注文。選べるおつまみ2品にはザンギとチーズ盛りというのを注文した。

チーズ盛りは普通のプロセスチーズに、ドレッシングのかかったキャベツが添えられている。私はこの店のザンギが好きで、下味がしっかりついて、パリッと揚がった熱々なのである。これをやりつつ、少々甘めの日本酒を飲む。

札幌駅直結のせいか、旅人が多い店であるが、非常に珍しく外国の4人連れがこの店に入ってきた。"Do you speak English?"と尋ねたようにみえたが、店のオバチャンは一瞬の躊躇も見せずに"NO!"と断言していた。しかしそれにも負けずに入店、ビールと親子蕎麦(どうやって内容を理解したのだろう?)を注文したようだ。

親子蕎麦が到着すると、彼らはまず添えられたレンゲでスープの味を見た。それから、あるものは上手に箸をつかい、あるものは手繰り寄せるようにして蕎麦を食べだした。その情景を間近で見て、一番関心したのは、4人で一斉に蕎麦を食べながら、ほとんど音がしないことだ。蕎麦は音をさせて食べるのが、礼法だと言いたい気もするが、恐れ入った次第である。

心なしか、私の隣で蕎麦を食っていたオヤジも、すする音は控えめにしているようであった。

20060204最近読んだ本

2006年02月04日 09時43分48秒 | 読書
「トンデモ怪書録」唐沢俊一
肩の凝らない本をと読み出したが、登場する本は激しくずれて熱い(再読)。

「地球帝国秘密諜報員」ポール・アンダースン
SF版007としか言いようがないが、こちらの方が先に出版されたらしい。
思索的なところも無くはない。

「うまひゃひゃさぬきうどん」さとなお
すっかり有名になったさぬきうどん発見本。この文体を煩いと取るか、勢い
と取るかは意見が分かれよう(再読)。

「フェアリーランド」ポール・マコーリー
非常に厚かったので、出張中にやっつけた。
ほかに読むものが無かったのだが、かなり苦痛。

「おいしいおはなし」高峰秀子編
有名人の食べ物エッセイを集めた本。こういう話をさせると照れる人(ビート
たけし)、照れない人(その他多数)に分かれるな(再読)。

「白銀を踏み荒らせ」雫井脩介
スキー界に潜む陰謀を描く作品だが、前半のシリアスな緊迫感が、後半のダメ
ダメ加減で価値はマイナスに。悪い意味での「マンガ」だ。
(少林サッカーみたいな感覚で読めばいいのか? そういう考え方もあるな)
同じ主人公で前作で積み上げた価値も台無し。

「鬼平を歩く」毎日ムックアミューズ編
鴨の網焼きと太打ちの田舎蕎麦が旨そう(再読)。