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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

妻が寝込んだ

2019年02月09日 | ・・・ったくアホな生活

妻が寝込んだ。

今はやりのインフルエンザだろうか。

ところが、うちの妻は、どんなに病気で苦しくなっても、医者に行かない。

薬も飲まない。

ただひたすら寝て回復を待つ。

苦しんで、苦しんで、のたうちまわって、回復を待つ。

 

安易に薬に頼らない、医者に頼らない、

という考え自体は私も賛成なのだけれども、

私よりはるかに頑なに妻はそれを貫きとおす。

風邪くらいならまだしも、

インフルエンザでそれはまずいだろうと言いたいところだが、

妻は言うことを聞かない。

https://toyokeizai.net/articles/-/147605

あるいは若いうちに大病を経験しているからなのか。

 

 

わけあって、週のうち3日しか一緒に暮らしていない私たちは、

時々そんな苦痛のうちに妻が我慢していても、私は目撃していないことも多い。

電話口の声が、いつもと違う時、体調がすぐれないのだろうと想像はするのだが、

大概は「大丈夫か?」と聞けば「大丈夫だ」と答えるのがわかっているので、

こちらとしても、なかなか打つ手がない。

 

それが今回は、週3日の一緒にいる時に寝込んだ。

細身で少食な妻は、ただでさえカロリー不足気味の身体なので、

ひとたび体調を壊すと、回復するエネルギーの余力そのものを人並みに持ち合わせていない。

いくら私が細身の女性が好みだからといって、そこまでしてくれなくても・・・

 

時々、不安になるのだけど、

万が一のことでもあったら虐待の疑いかけられること必至だ。

どう転んでも、素人判断で馬鹿なことをしたと非難を受けることも避けられない。

常識で言えば、本人が何と言おうが病院に連れて行くのが当たり前。

切迫した状況で顔色ひとつ見誤ったら、確かにとんでもないことになる。

 

もともとお互い別居中に万が一のことが起きたら

警察の捜査が入ることが避けられないだろうと覚悟もしている。

 

妻が納得の生き方を貫き通せるならば、

間違って殺人の疑いをかけられても構わないくらいの覚悟はあるものの、

自分自身、あの時病院に連れていっていればとの後悔を残さない判断が必ずできるとは思えない。

そんな危険な攻防を私たち夫婦は背負っている。

 

そもそも、こういう時の男はひらすら無能な存在。

何とか部屋の暖房を増やし、濡れタオルを当ててやり、

卵雑炊などをつくってやるものの、

ろくに気の利いた言葉をかけてやることもない。

できるだけそばにいて、黙って隣で本を読んでいるだけだ。

 

でも、そんな時間が過ごせることは、

苦しんでいる妻には申し訳ないが、少しばかり嬉しい。

何もしてやれない無能な立場でも、

他の機会ではなかなかできないただそばにいてやること。

自分の好きな本を読みながらという自分勝手はそのままでも、運良く今日は、

仕事が忙しいからなどと言わずにそばにいてやれることが少しばかり嬉しい。

 

昼は卵雑炊だったが、今度はお粥にしてやるか。

多少、味付けを失敗しても

美味しいと言って食べてくれることだけはわかっている(笑)

 

 

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