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試し刷りの紙を利用したブックカバーが予想外に素敵。

2019年01月21日 | 私の手作り枝折、ブックカバーと名刺

 かつて若い頃、電車中で読書をする機会が多かったときは、私にとってブックカバーはなくてはならないものでした。ところが、ほとんど家の中でしか本を読む機会のない今の暮らしでは、原則としてブックカバーを利用することは滅多にありません。カバーがかかったままでは、それが何の本か分からなくなり、必要な本が行方不明になってしまうことが多いからです。

それでもごく稀にですが、カバーを必要とすることがあります。

それは、やはりカバーとしての機能を求める時で、読んでいる間、少しでも大切な本を痛めたくない場合や、タイトルを他人に見られたくない場合、あるいは表紙デザインのつまらない本を見せかけ化粧をするときなどです。

既製商品のブックカバーで一番のお気に入りは、この正倉院宝物のブックカバー。
デザイン、使い勝手、手触りともにとても良いです。 

 

以前はお気に入りの本屋のブックカバーをよく使っていたものですが、いつからとなくそれまでのお気に入りの本屋のブックカバーも飽きてきてしまいました。

どうしても業務で作られブックカバーというのは、不特定の人に利用してもらう都合からか極端に好みが分かれるようなデザインは使えず、どちらかというと地味な味わいが求められるからです。
 

そこで、ちょっとだけ踏み込んだブックカバーデザインはできないものかと十年以上前に試作してみたのが、下の王羲之の書をあしらったもの。

気に入ったデザインをただ切り貼りして色紙にコピーしただけのものです。
そうしたやり方で何種類か作ってみた記憶があります。 
でも、これは紙質や色など間にあわせのものであったため、あくまでも試作の域にとどまるものでした。 

 

それがあるときから急に、試作の域を超えたレベルのブックカバーを手にできるようになりました。きっかけは、ポスターやチラシなどのデザインを考えているときに大量に出る試し印刷、色校正の紙です。

 

次の写真のカバーデザインは、日本美術の中でも私の一番のお気に入り。世界美術史の中でも最高峰に位置するのではないかと思ってる本阿弥光悦と俵屋宗達の最強コンビによる傑作。 

これを家の障子に使おうと思って、ネットで検索した画像を印刷したものです。

その中で、障子の桟に寸法がぴったり合わなかったものなどをブックカバーにしました。

 

 

本来の使用先はこちら

 

 

 その後、ポスターやチラシのデザインをするたびに、校正などで何度も印刷訂正したものがたまり、もったいないので、それらをブックカバーとして使うようになりました。 

 

 

どんどんブックカバーの種類が増えるのは、様々なデザインの印刷物をつくる機会が増えたこともありますが、それ以上に、あくまでも個人で使用するものなので、どんな意匠・デザインを使おうが著作権を気にすることなく利用出来ることにもあります。

おかげで、これまではなかなかなかった攻めのデザインを使えるようになりました。

 

 

 このカバーの元は、

 拡大印刷したら、写真がピンボケだったものです。

 

気がつけば、今の私のライフスタイルでは原則としてブックカバーは使わないと言っていたのが、いつの間にか幾つものブックカバーをタイトルがわからない不自由を感じながらも使用するようになってしまいました。

いくつかのプリンター設定の違いを使いこなせていないので、幸か不幸かこのところブックカバーは増える一方です。

 

カバーをかける新しい楽しさを発見することができましたが、カバーだらけの本が並ぶ本棚など実用性はないので、今後しばらくの間は新次元の攻防が続くことになりそうです。

 

 

 


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