年金暮らしで、年一度程度の海外旅行以外の外は、ごく慎ましい生活を送っている。
月一度くらいのペースで遊びに来る孫と近くの公園に行ったり、美術館に行く程度で、普段はTVで映画や、ボクシング、テニスの中継を見るか、図書館で借りた本を読むか、天気の良い日は散歩する という平凡な毎日だ。
日常の贅沢といえば、たまに外食することぐらいで、マンション住まいになってからは、花壇もないし、プランターも面倒で、潤いがない。
そこで、月2回、隔週で花が届くサービスに申し込んだ。家まで届けてくれるので面倒がない。月1640円で、花のある生活になる。たまたま郵便受けに入っていた花の宅配ピュアフラワーに申し込んだ。
昨年12月の開始1回目(だけ)は、豪華なバラ。
1月の1回目は、ガーベラ、カスミソウなど。
カスミソウだけになったころ、2回目の、バラ、デンファレ、ドラセナ(葉)が届いた。
2月の1回目は、チューリップ、スイートピー、ラナンキュラス、ソリダコ
3月の1回目は、アルストロメリア、スナップ、桃。写真では良く見えないが、桃が可憐だ。
4月の1回目は、オリエンタルリリー、カラー、スターチス。
ユリは咲きそろうと見事だった。しかし、注意書きに、ユリの花粉は咲き始めに取ってしまうと良いとあったが、うまくは取れず、ポロポロ落ちて困った。
4月の2回目は、ガーベラ、デルフィニウム、ソリダスター
6月の1回目は、シャクヤク、アルケミラモリス、ソリダコ
さすが、花はシャクヤク、豪華ではかない。短くてはかないから余計美しい。お年頃の女の子のように。
毎回、こんな紙が付いてくる。
6月の2回目は、オリエンタルリリー、ヒメアスター、ドラセナ
こう並べてみると、必ず写真を撮っているようでいて、抜けだらけだ。
写真は、届けられた日か、翌日に撮ったものだが、ユリなどが咲きそろったときは豪華だ。寒い季節は2週間ギリギリ持ったが、今は痛むのが早い。
最近はいろいろな花が開発、輸入されるからだろう、複雑な花の名前が多い。
部屋にはいくつか造花も飾ってあるのだが、変化がないので、いつの間にか目につかなくなってしまっている。
生きた花の場合は、蕾が開き、咲き誇り、枯れて、また新しい花がやって来る。どんな花がやってくるか、楽しみでもあるし、いつも新鮮だ。
花のある生活には、変化と潤いがある。