ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

番(つがい)

2014-03-12 | 産前修行
昨日、立山連峰美しく、
良いお天気に恵まれた。

さ、瑞鳥の雉くんもお出ましだ。

鳥とは、
「こいつやッ!」と決めた者が番(つがい)となり、
生涯、添い遂げる…らしい。
しかし、
この雄…どうやら雌を見くびったらしい。
番、夫婦となれば安泰、幸せ、
なんでもいう事を聞いて貰える…と思ったか?

バッサァッと尾びれを広げ、
雌に対して求婚行動に出た。
しかし、
雌は妊娠中で…、
「フンッ」
何よりもやや子のために栄養付ける方が先決と考える。

雄、雌の尻を追いかけ、羽を広げ、
雌、ウザいッ!とばかりに逃げる。

かれこれ、10分ほど、
あって行って求愛、
こっち行ってメシ、
羽を広げて男をアピール、
しかし雌、もはや母の顔。
やや子大事と雄を蹴散らし、
ガッツガッツ、エサを啄む。

夫婦になったからといって、
価値観、モノの考えが同じ、
なんて、ないな。
衝突こそ日常で、
喧嘩こそ茶飯事。

実母「アンタらみたいわね」
娘「…どこにでもおるんよ、こういう夫婦…」

そういう夫婦も夏になれば、パパとママ。
子供が出来て…、
「甘えるんじゃないッ」
私が注意すると、
主人「俺は次男坊だッ」
開き直りやがった…。

大概面倒臭い主人だと、思う。
この世の次男坊が全て、こんなんじゃないと祈っている。
かという織田様も次男坊だっけ…。

さて、
赤ちゃんのための「オムツケース」を作った。

ら…、
「俺も欲しい」

オムツするんかい!

この次男坊のお蔭で…、
マリッジブルーやマタニティブルーに陥る暇がない。
そろそろ落ち着きたいのだが…、
“怒りん坊”というレッテルを貼られた。
いやいや待て待て怒らせているのは誰だ?

良いかい?
この世は因果応報で出来ている。

原因あって、結果に出る。
応えあって、心報われん。

誰が、私を怒りん坊にした?

「ママみたいに怒りん坊になられんなぁ」
主人が腹の子を味方に付けようとする。

果たして、
我が子は、
怒りん坊になるか?
甘えん坊になるか?

親の因果、子に表れん。

どちらにしても…
手の掛かる子供になりそうだ。

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2014-03-12 | 日記
マレーシア航空のシンボル「Wau(ワウ)」
あの赤と青の鳥らしきものですが、
実は[凧]で、三日月という意味だそうです。
なんと、風の精霊と交信できるとか…。
更新できるなら、
風に聞きたい…。

「みんなどこ?無事だよね」って。

多くの命を乗せた航空機が突如消えるなんて…。
まるで、バミューダトライアングルか、
パラレルミステリーワールドなお話…。
まさか、現代にそんなミステリーが起きるなんて…。

多くの尊い命が失われる事が無いようと、願います。

早く、心配する家族の許に帰りたいだろうな…と、
思うのです。

もちろん、残された家族だって…。

もし、
自分がどちらかの立場に立たされたなら、

なぜ、自分がこんな目に?
自分だけが、どうして…?

天を睨み、
神を憎み、
そして、
人を憎むだろう。

[憎しみの対象]を作る事…それは救いじゃない。
分かっていても、辛いよね。

一刻も早く、真相が解明されることを祈ります。









散華の如く~天下の柵(しがらみ)~

2014-03-12 | 散華の如く~天下出世の蝶~
西洋、東洋の垣根を越えて、
皆が満足する宴を開きたい。
その思いを、蹴った。
明智「あれだけの食材を取り揃えるのは骨が折れました」
信長「ならば、見よ」
明智「は?」
信長「折れた骨を見せよ」
明智「の、信長様?お言葉ではございますが、徳川殿は大層ご満悦の御様子で…」
信長「うぬは戦を一人でせんと?」
明智「は…ッ」
肩を蹴られた明智様、
殿に背を向けたまま、
しばし動けずにいた。
肩が痛いのか?
心が痛いのか?
信長「自惚れるも大概にせい」
明智「う、自惚れとは…、」
信長「贅を尽くしたは、そなたの満足。京の味が三河の口に合うか?」
明智「あ、信長様…」
言い訳など聞きたくないとばかりに、殿、退席。
一人残された明智様、大層悔しかったであろう。
ぎりぎりぃ…と、右の拳が泣いていた。
そして、すごい形相で拳を振り上げ…、
明智「ッ」私に気付いて、拳を止めた。
帰蝶「それは、私に対しての拳にございますか?それとも、殿に対する拳にございますか?」
明智「安土方様…」
さ…拳の力を解き、いつもの明智様に戻って、
「何の事にございましょう?」
帰蝶「ヤスケは、私の息子であり、弟。それを知って…蹴ったのでございますか?」
明智「繋がりない息子や弟より、この繋がりある従兄ではありませんか?」

マタニティモノづくりライフ

2014-03-10 | 産前修行
赤ちゃんの抱っこ紐

スリングというモノなのですが、
まるで…ハンモックみたいです。

気持ちよさそうに、
ミスドスヌーピーも眠っています。

「まるで、王様だな」

「まぁ…我が家のプリンスになる事は、間違いない」

しかしまだ、
男の子と決まったわけではありません。

未確認です。

義父様もしきりにスヌーピーの未確認ぶらぶら物体を探しておられました。
でも、
それを義母様に止められていました。

「男の子でも、女の子でも、元気でありゃそれでいい」

本当に、それだけが願いです。

ちなみに、このプリンスが眠っている、
これ、授乳クッションです。
乳が出るのは、まだ先です。
現在、抱き枕になっています。

ぺちゃだった胸が、
私史上最大級にデカくなり…、
「おぉ、巨乳だ巨乳」
喜んでいました。
…が、
男性巨乳好きの方々が「わぁ~い」と大喜ぶほど、
柔らかく、ぷるん、ぷるんと揺れるモノじゃない。
「触ってみる?」
試しに触らせると、
ガックリ。
「タンクみたい…」
乳腺が詰まってパンパンなのだ。
あのぷりんと揺れる胸じゃない。
しかも、
この巨乳、役目を終えると萎む。

残念だったな。

さて、
このタンクを二つに、
10センチ未満の胎児にしちゃデカい腹を抱えて、
寝苦しいぃ。
夢見が悪い。
不吉な夢ばかり見る。

これでは、マタニティブルーの前に、
不眠という病になるのではと思った。

安眠剤という薬という薬に頼れない妊婦が、
不眠の改善策として、抱き枕を作った…、
という次第である。

ちなみに、主人の長枕の綿を全部抜き取った。
お蔭様で良く眠れるのだが、
主人も「気持ち良い」と、
抱き付いてくる。

一人用の抱き枕に群がる夫婦、
想像するにむさ苦しい。

さて、
ベビーベッドが届いたから、
ベッドのサイドカバー作らんにゃ
妊婦は、モノづくりに忙しいのう。

散華の如く~ベツレヘムの星の下~

2014-03-08 | 散華の如く~天下出世の蝶~
こうして、ヤスケの助言を生かし、
安土城の頂点に、ベツレヘムの星、
そして、
帰蝶「美しいございます」
家臣たち城下町の人々までが灯を持ち、
日本発のイルミネーションが完成した。
しかし、ベツレヘムの星の下、
冴えないお顔の殿がおられた。
信長「…」
帰蝶「皆々、星の光に心癒されております。殿も…何卒、穏便に」
信長「黒の心は穏やかか?」
ここにヤスケの姿は無かった。
帰蝶「…」
案の定、明智様は異人の助言に、耳を傾ける事はなかった。
元奴隷、元農民と肩を並べる事も毛嫌いなさる御方である。
ヤスケがどうなるかなど分かっていた。目に見えていたが、
帰蝶「殿…なぜ、ヤスケにあのような…」
信長「黒が助言は然るべき」
帰蝶「…はい」尤もな言い分であるが…、
宴に並んだのは、伝統の京料理であった。
確かに、一流の食材に珍味の数々は豪華。
しかし、それは私たちの目から見て豪華なだけで、
異人の目に映った食事は、如何なものかと思った。
文化も違う、箸の使い方も覚束ない者たちである。
見た目もそう、あまりに食べ辛かったのであろう。
気分を害して、途中退席する者や、
大きな御頭に目を背ける者が続出。
異人たちは見た事のない野蛮な食い物に戸惑っていた。
私は、チキンに喰らい付く異人が野蛮と思っていたが、
違う。御頭をそのまま膳に乗せる、伝統が野蛮だった。

モンスターとモンスターのアイノコ

2014-03-07 | 産前修行


そろそろ安定期。
なので、
ぶっちゃけた。

「え!?妊娠ッ!!?」

すると、皆さんから
「おめでとうございます」の称賛の言葉とともに、
「って、大丈夫ですか?」と心配の声が聞かれた。
心配するのも無理はない。
普通だったら安定期まで、
安静にしているだろうが、
私…普通にヨガっている。
あ…でも、今回のプログラム、
妊娠を疑いつつ作ったんだよ。
だからマタニティヨガっぽく、
「気持ちいい…」
はずなんだ。

ちなみに、
マタニティって、個人差があるらしい。
全てのマタニティが私みたいなマタニティじゃない。
マタニティらしいマタニティが一般的で、
私が異常に元気なマタニティなのだ。

だから、マタニティを見かけたら、
優しく温かく見守ってあげて欲しい。

さて、
胎児って、私たちの話、
心の声が聞こえているらしい。
じゃ…
音楽に合わせてヨガって、
ふぅ…とリラックスして、
力抜いて、
「良い胎教だ…」と、
勝手に思い込む事にした。

兎に角、
訴える術を持たぬ胎児である。
が、故に、
生命の母体である私が、
胎児の心を推測するしかない。
母体が気持ち良いから、
「この子だって、気持ち良いはずッ」と。

この無謀を…、
「すご~い♪」と、
拝む人々がいる。
腹に触り、擦る。
つまり、
あやかっているのだ。
女たちが私の腹を触りに、群がる。
これは女の特権のようなものだが、
約一名、男が混じる。
「ヤッ」と、
拒否すると、
「俺の子だぁ、触らせろッ」
夫の堂々たるセクハラ行為で、
しかも、公然たるチカンだ…。

さて、
私の腹に御利益があるかどうかは知らぬが、
私も乳腹デ観音になった気分で、
「ほれほれぇ」と腹を突き出す。

「ありがたやぁ、ありがたやぁ」

皆さんに撫で撫でしてもらって、
この子は幸せ者です。

そういえば、
観音菩薩は釈迦、阿弥陀のような如来様になるために、
人間界において、修行なさっていると聞いた事がある。

観音様もこうして人様の温かい手や心に触れて、
仏となり、他の命を御救いになるのだと思った。

皆様の温かい御心で、
この子は、命救われ、
すくすくと育っています。

ありがとうございます。

ちょっと、男性諸君には理解し難い妊娠出産事情かもしれないが、
想像してほしい。
生命体の中に生命が宿っている事は、
自分が、そこで生きているのだから、
また、
子孫繁栄上、当たり前の事である。

しかし、
10月10日、宿った命を守るため、
母体である母は闘い続けている。

その戦いを、想像して欲しい。
変化する体に違和感を覚えて、
「うぇ」
キモいを連発。
体調不調のため、
普段通りが出来なくなる。
「疲れた…」
二人分生きるのはシンドイ。

なのに、
母は戦いを止めたりしない。
闘い続ける精神力を持つ。
それもこれも、
我が子のため、である。

いつか、
「くそババぁ」なんて、
言われる日が来る、かもしれないのに…耐える。

しかも、この戦…10月10日では終わらない。
パンパカパーン。
10月10日前後で、
出産ッ。
出て来たのは、
私と主人のDNA入りモンスターである。

つまり、
お互いのDNAの責任により、
このモンスターを育てる。

ギャーギャー泣くし術を知らぬモンスターが成長し、
ドロンと、突如妖怪変化。
一回だけならまだいいが、
何度も、何度も変化する。
しかも、
段階を踏んで、Power-Up。
つまりは、例の反抗期だ。

主人を見ていると、
恐ろしい…と思う。

第二第三の主人が生まれて…
「ゲッ」
そこまで想像していたら、
モンスターブルーになってしまう。
まぁ、
モンスターが反抗期になったら、
ブログのネタが出来たと思う事にしよう。

今は反抗期も無く、
とても良い子です。

主人のおまじないが利いているのかもしれません。
主人は出勤する時、必ず、
お腹の子にこう言います。

「良い子にしてるんだぞ、ママを頼むな」

パパの言いつけ通り、

この子…母さんを守ってるよ。



散華の如く~異国と文化と食と~

2014-03-05 | 散華の如く~天下出世の蝶~
雉鍋は、食したことがあるが、
丸焼き…は、少々抵抗がある。
これが異国民との食の違いか。
ヤスケ「チキンが何よりの御馳走で、こうして…」
ガッと、
帰蝶「ヒャ~ぁ」
丁寧に食べ方まで教えてくれた。
南蛮人が野蛮と言われる由縁か?
ヤスケ「さらにピジョンも食べます」
帰蝶「ぴ(・◇・)…じょん(・_・)?」
面食らった。
だって…、
「ぽっぽは平和の象徴、のはずであろう(- -)?」
ヤスケ「平和のための、生贄にございます」
帰蝶「つまり、御供え…」
ヤスケ「はい、こちら漁師は大漁に大魚を御供えします」
帰蝶「なるほど…食と文化の違い、御供え物の違いか…」
すると、そこへ、
信長「面白い、聞かせよ」
帰蝶「と、殿…」
異文化に興味津々、
好奇心で目が爛々だった。
ヤスケ「次の宴は、南蛮食を取り入れては如何にございましょう」
信長「うむ、フロイスらも喜ぼう。そこで、ヤスケよ」
ヤスケ「はッ」
信長「光秀公に、そなた、助言せよ」
ヤスケ、帰蝶「えッ!?」
信長「食の手配は、光秀に任せた故」
帰蝶「お待ち下さい…、光秀様は…」
信長「構わぬ、ヤスケ。そなたが助言致せ」

早くも…

2014-03-04 | 産前修行
私のルームシューズです。

おそろいにしてみました。

ファーストシューズは、赤で決まりです。

さてさて、消費税UP前に、と。
先日日曜、
主人と実母と、三人で、
K3に行きました。

「おぉ、大・決・算セールだ」

ので、

「これが、いい」
早くも、ベビーベッドを買いました。

まだ、胎児は10未満ですがね。

気の早い両家は、ベビー用品を取り揃えて回るのでした。

ちなみに、
じじ、張り切り過ぎて、
ダウンしておりました。

「妊婦にうつるッ!」

まるで父は害虫のような扱いでした。

皆さんも、インフルエンザ、
風邪には気を付けましょう。

散華の如く~天主への祈り~

2014-03-01 | 散華の如く~天下出世の蝶~
安土城完成と、
家康殿の長篠の戦での労を労い、
盛大に祝賀会を開く事となった。
帰蝶「キャンドル…?」
ヤスケ「蝋燭にございます」
私は黒人家臣ヤスケと共に、
宴の準備に精を出していた。
元奴隷は、今や立派な通訳、
西洋を正確に教えてくれる。
「天主様がお生まれになった日、クリスマスには燭台にキャンドルが灯され…」
天主誕生祭を教えてくれた。
夜になれば皆々が光を灯し、
光の中で天主に祈り捧げる。
「天に輝く、ひと際美しい星…ベツレヘムに向かって祈るのです」
帰蝶「キャンドル…ベツレヘム…?」
ヤスケ「キャンドルは蝋、灯のこと。天主様はその星の下、馬小屋でお生まれになったと…」
帰蝶「天主様が、馬小屋で…」
ヤスケ「はい。みすぼらしい馬小屋だった、とのことです」
帰蝶「天主となられるお方なら、それは立派な所でお生まれになったとばかり思っていた」
ヤスケ「お生まれは皆同じ…この日ばかりは身分の上下もございません。あるのは家族のみ」
帰蝶「ならば、我らも家族です。城下の皆々にも光を灯してもらいましょう」
ヤスケ「はッ。天主様、御屋形様も大層お喜びになりましょう」
家族、という言葉に、ヤスケの反応は早かった。
家族のいないヤスケには嬉しかったのであろう。
「それから、安土方様。もう一つ、食にございますが、」
食卓にはターキーの丸焼き、ワインに、大きなケーキが並んで…、
身振り手振りで説明する。こんなヤスケ…久しく見ていなかった。
帰蝶「ふ…ん。して、ターキーとは?」
ヤスケ「七面鳥…いわゆる、雉の丸焼きにございます」
帰蝶「えッ!?」