ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

モンスターとモンスターのアイノコ

2014-03-07 | 産前修行


そろそろ安定期。
なので、
ぶっちゃけた。

「え!?妊娠ッ!!?」

すると、皆さんから
「おめでとうございます」の称賛の言葉とともに、
「って、大丈夫ですか?」と心配の声が聞かれた。
心配するのも無理はない。
普通だったら安定期まで、
安静にしているだろうが、
私…普通にヨガっている。
あ…でも、今回のプログラム、
妊娠を疑いつつ作ったんだよ。
だからマタニティヨガっぽく、
「気持ちいい…」
はずなんだ。

ちなみに、
マタニティって、個人差があるらしい。
全てのマタニティが私みたいなマタニティじゃない。
マタニティらしいマタニティが一般的で、
私が異常に元気なマタニティなのだ。

だから、マタニティを見かけたら、
優しく温かく見守ってあげて欲しい。

さて、
胎児って、私たちの話、
心の声が聞こえているらしい。
じゃ…
音楽に合わせてヨガって、
ふぅ…とリラックスして、
力抜いて、
「良い胎教だ…」と、
勝手に思い込む事にした。

兎に角、
訴える術を持たぬ胎児である。
が、故に、
生命の母体である私が、
胎児の心を推測するしかない。
母体が気持ち良いから、
「この子だって、気持ち良いはずッ」と。

この無謀を…、
「すご~い♪」と、
拝む人々がいる。
腹に触り、擦る。
つまり、
あやかっているのだ。
女たちが私の腹を触りに、群がる。
これは女の特権のようなものだが、
約一名、男が混じる。
「ヤッ」と、
拒否すると、
「俺の子だぁ、触らせろッ」
夫の堂々たるセクハラ行為で、
しかも、公然たるチカンだ…。

さて、
私の腹に御利益があるかどうかは知らぬが、
私も乳腹デ観音になった気分で、
「ほれほれぇ」と腹を突き出す。

「ありがたやぁ、ありがたやぁ」

皆さんに撫で撫でしてもらって、
この子は幸せ者です。

そういえば、
観音菩薩は釈迦、阿弥陀のような如来様になるために、
人間界において、修行なさっていると聞いた事がある。

観音様もこうして人様の温かい手や心に触れて、
仏となり、他の命を御救いになるのだと思った。

皆様の温かい御心で、
この子は、命救われ、
すくすくと育っています。

ありがとうございます。

ちょっと、男性諸君には理解し難い妊娠出産事情かもしれないが、
想像してほしい。
生命体の中に生命が宿っている事は、
自分が、そこで生きているのだから、
また、
子孫繁栄上、当たり前の事である。

しかし、
10月10日、宿った命を守るため、
母体である母は闘い続けている。

その戦いを、想像して欲しい。
変化する体に違和感を覚えて、
「うぇ」
キモいを連発。
体調不調のため、
普段通りが出来なくなる。
「疲れた…」
二人分生きるのはシンドイ。

なのに、
母は戦いを止めたりしない。
闘い続ける精神力を持つ。
それもこれも、
我が子のため、である。

いつか、
「くそババぁ」なんて、
言われる日が来る、かもしれないのに…耐える。

しかも、この戦…10月10日では終わらない。
パンパカパーン。
10月10日前後で、
出産ッ。
出て来たのは、
私と主人のDNA入りモンスターである。

つまり、
お互いのDNAの責任により、
このモンスターを育てる。

ギャーギャー泣くし術を知らぬモンスターが成長し、
ドロンと、突如妖怪変化。
一回だけならまだいいが、
何度も、何度も変化する。
しかも、
段階を踏んで、Power-Up。
つまりは、例の反抗期だ。

主人を見ていると、
恐ろしい…と思う。

第二第三の主人が生まれて…
「ゲッ」
そこまで想像していたら、
モンスターブルーになってしまう。
まぁ、
モンスターが反抗期になったら、
ブログのネタが出来たと思う事にしよう。

今は反抗期も無く、
とても良い子です。

主人のおまじないが利いているのかもしれません。
主人は出勤する時、必ず、
お腹の子にこう言います。

「良い子にしてるんだぞ、ママを頼むな」

パパの言いつけ通り、

この子…母さんを守ってるよ。