ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

安産腹帯、戌の日

2014-03-17 | 産前修行
今月は、珍しいかな。
大安吉日戌の日が三日もある。
三月四日、十六日、二十八日。
多産安産お犬様と日曜が重なった昨日、
金田家に、両親が腹帯を持って訪れた。

妊娠五ケ月目、いよいよ腹帯デビューである。
妊娠して初めて知ったのだが、
日本では妊娠五ケ月目の戌の日に安産祈願をする習慣があるらしい。
実母「昔は大変だったのよ、ねぇ」
義母「ぐるぐるさらしを巻いてね」
助産師さんに、腹の中央に、
『寿』
を書いて貰っていたらしい。
妊婦「へぇ。今じゃ装着簡単」
下っ腹に、ぐるりと帯を撒いて、
マジックテープでしっかり固定。
ちなみに産後は体型矯正のために使うとか…。
どうしても出産時に、骨盤がズレルらしい…。

実母から贈られた腹帯には、中央“angel”と書いてあったが、
腹の中の子が果たして可愛いエンジェルかどうか不明である。
ま、それはさておき、
私の心中は、ようやく10月10日妊婦後半戦突入という緊張と不安、
やれやれ安定期…流産のリスクがグンと減る、はず…という安堵感が入り混じっていた。

キュッと気持ちを引き締めるように帯を巻いて、
マジックテープで止める。
妊婦「れ?腹の大きさが足りん…と??」
帯が余りが出来てしまった…。
べりべり…とマジックを解いて、やり直し。
可笑しいと思ったら、
天地逆さまだった…。
しっかり装着したら、
「あぁ、結構心地よい」
重かった下っ腹(やや子)がしっかり乗っているという感じだ。
妊婦は五ヶ月目に突入すると、体重がポコンと増える。
すると、背骨や腰骨に負担が掛かってくる。
実際、毎日ヨガっている私も体重の急激な増に苦しんだ。
腰は痛いし、肩はこるし、動作はのろいし、腹はつっかえるし、
重心が前へ前へといくので、バランス感覚がズレ、こけそうになるし…。
そういうズレを解消してくれるのが、
このangel帯らしい。
改めて、着物の帯の良さが分かった。
体幹根幹をしっかり支えていたのだ。

帯の良さが分かった所で、
義父「そろそろ、場所を変えて…」
婦中の梅の花で宴会である。
兎に角、まだ見ぬやや子を出しに、
「酒は立山で」
義父様も父も、主人も、
顔を真っ赤にして呑んでいた。

本当に、本当に、
孫の誕生を待ち望んでいるのだろう。
義母様の笑顔も、素敵だった。

そして、専属ベビーシッターも、
私からの賄賂にご満悦のようだ。

私の早い復帰のため、
頑張ってくれ給え。