ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

花…有限なる命に宿された、無限の力

2014-07-29 | 産前修行
娘に…と、戴いたおもちゃなのですが、

「うわぁお、この音色…」

ころん、
と転がすと、

“ぽろりん、ぽころん”

音が鳴ります。

「懐かしいぃ。私、持っていたよね?こういう音の出るおもちゃ」

ころんころん、

アヒルの水兵を倒して、
音を鳴らして確かめる。

実母「よく覚えてるわね。あんたの持ってたヤツ、ダルマよダルマ」

思い出した。

ダルマさんが転んだ。
で、転ばせる。
でも、

“ぽろりん、ぽころん”

音を鳴らし、
ふッと、
立ち上がる。

倒されても、倒されても、
奮起して立ち上がる子で、

おきあがりポロンちゃん

娘の心にヒットするかは、
ちょっと分かりませんが、
母たる私には大ヒットの、
アヒルの水兵さんでした。

“ぽろりん、ぽころん”

私が生まれてから一歳か、二歳まで鳴らしていたでしょうか?
ぽろんちゃん。
今どこで音を鳴らしているか転んでいるかは分かりませんが、
私の記憶には残っていた。

「あぁ、あの真っ赤な…覚えている」

ポロンちゃんを好きで鳴らしたか?
ただ倒すだけのおもちゃだったか?

そのおもちゃが好きか?嫌いか?
と、そういう感情的な記憶は、
全くありませんが、ただただ、

「懐かしい…」

お腹の子を前で、

“ぽろりん、ぽころん”

鳴らすと、

娘が音に反応する。
いや、もしかしたら、
私の感情に揺られて、
動くだけなのかもしれない。
生まれたら、鳴らしてくれるだろうか?
もうすぐ、水の中の真っ暗な世界から、
光溢れる世界に産まれ出る日が来るね。

母として願う事は一つ。
宿された命をただ長く、
ただただ何度も咲く花のように、
生き抜いて、生き切って欲しい。

有限なる生命に、
宿された無限力。
いずれは、この地に御返しをしなければならない体、
美しい魂の花を咲かせる子に育って欲しい。

人を思いやり、そして、慈しみ、
与えられた命を大切に出来る子に育って欲しい。

こうあって欲しい、
あぁなって欲しい、

母の願いは尽きぬ。

天に召された佐世保の母も、
そう願っていたのではないかと、
切なくなる。

命とは…、

やはり、

尊く、

愛おしい。

ただね、タルト。
これさ、新しい命のために、と集めた私の妊娠乗り切りグッツなんだけど…。
ヨガマットに、ヨガポールに、美尻クッションに授乳クッション。

新しい命のためのグッツが、
じいちゃんのゴロゴログッツに変わってる…。


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