ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ここいるという正解

2010-03-30 | 倶利伽羅-白山比-気多大社巡り
そんな簡単に笑ってはくれないトラックの運ちゃん、私を避けた。ひょいっと。
Goodな判断でNiceドライブテクニック、ありがとう!運ちゃん。
間一髪で危機回避した。
がぁ!?
私の人生、そんなにいつでもかんでも面白おかしく笑えて楽しい訳ではない。
トラックの運ちゃんの後ろからどんどん迫り来る対向車。
あはっ…やっぱ、笑うしかない人生かな?
ひつじ「さぁーよぉーなぉーらぁー!!」と簡単にさよならしようとしたら、怒られた。
そんなに簡単にこの台詞を言うな!と。
ひつじ「えぇ!?だってぇ、この状況だし・・・」と言い訳しようとしたら、抜け道発見!
神は、私の笑かす人生を見捨てたりはしない。
神を笑かす私は、まだまだ生ける口のようだ。
なんと!有難いことに脇に人生の逃げ道の抜け道で危機回避!
ひつじ「ありがとう、国土交通省!」
こういう時くらいだよ、国土交通省にお礼を言うのは。
国土交通省は、人生の道を間違えた人専用に抜け道を用意してくれた?ので、私は軌道修正が出来た。
おぉ♪また天から声が聞こえる。今度は私の脳天から、だ。
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人間、道を間違っても良いんだ。
ただ、その間違いに気づくかどうか、
反省して正せるかどうかに掛かっている
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なるほど…うなずいた拍子にハザードを点灯、行き交う車に私自身[要注意人物運転車両]であることを自己アピールしながら、対向車の難をハザードで避け、危機回避道に入り命を繋ぎとめた。
命辛々であるが、一本棒を足せば、命幸々だ。
ひつじ「ふ へぇ…」と、顔面を恐怖と笑みでハーフハーフに歪ませ、不快とも安堵とも思えるため息と吐息を漏らした。
その後の私は、正しい道のりで8号線に戻り、道標の看板を見落とさないように突き進んだ。
猪突猛進という四字熟語がピッタリで“ブァァーーー”という音が聞こえるようなスピードで人生目標までまっしぐらだ。
人生の道、必ずどこかで目的地に繋がっている。
どこかで気づいて、道標見落とさなければ…ね。
いやぁまたまた脳天の声が!
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道を間違う時もある。
遠回りする時もある。
道を見失う時もある。
でも、良いんだ。
眼張っていれば、いつか正しい道が見えてくる。
我張っていれば、その地に根付いた人生送れる。
そして、地道に進むのが一番だと気が付くのだ。
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人生苦難困難の山々をひょいひょい飛び越える山神 山伏の天狗様だけだ。
人間にとって山越えは難業だ。
荒業の新業は人間業じゃない。
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遭難した学生「オレ…間違ったんだ。千葉先輩を待つって約束して…でも、先輩を待たずに動いて、迷惑かけて…」と登山中遭難救助後、助かった学生は父にこう説明した。
千葉先輩「いや…間違っていたのは僕です。後輩を一人にして動いたのは間違っていました。」と、山岳部の先輩 千葉は後輩をかばった。
それを聞いていた山岳救助ボランティアの島崎三歩は、
三歩「正解っしょー。
二人がいたから、二人で今ここいるんでしょ。
だから…“二人はぜーんぶ正解っしょ!!”」と、二人の選択が正しかったから生きていると主張した。
「岳」5巻より---
人生の選択において、自分の判断が間違っていたと思う時がある。
「ファイナルアンサー?」と聞いてくるが、答えの前に「正解っ!」とは言ってくれない。
正解と分かるのは、下した決断の後である。
出した決断が間違っているかもしれない、違う選択があるのでは…と不安に思い、一度下した決断に自信が持てなくなり、揺らぐ心。
そういう迷いや悩みは、誰ものが体験し得るものである。
しかし、
もし「間違った!」と思っても生きていれば、必ずいつでも“正す機会(チャンス)”に恵まれる。
命あって歩み直し、再び進める人生だ。
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三歩「頑張ってるから…それでいいじゃんか。クミちゃん(長野県警 山岳救助隊員 椎名久美)は、頑張っているよ。
それでいいじゃんか。」
クミ「……三歩さんの背中で亡くなってた人いたよね」
三歩「何人も。」
クミ「三歩さんも頑張ってるね」
三歩「ありがとう。」
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それでいいじゃんか。
地道に山を越えればいいじゃんか。
地を張って、踏ん張って、頑張って生きてけりゃ、
後から感謝の思いが心に残るってもんさ。