ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

旅の始まり

2010-03-24 | 倶利伽羅-白山比-気多大社巡り
女ひつじの一人旅…簡単に言えば、ただの思い付き。
日記を綴っていて、
ひつじ「あぁいい天気だぁ。ドライブ日和だ!今日仕事休みだし…。よし、行こっ!」
というノリである。天気と仕事と気分に大いに左右されるただ単なる思い付きの旅だ。
しかし、元来小心者で臆病者なるひつじは、周辺近辺テリトリー内マーキング神社しか巡れない。
ん?マーキング神社って??と、疑問の声が投げかけられる前に少々説明を加えるとする。
巷書店で販売される神社系ブックに付箋をペタペタ本に貼って、大切と思しき文章にマジック(魔法)なるペンでいい加減なマーキングを付けてコメントを加えている神社仏閣か、インターネット閲覧可能で御祭神様方調査にブックマークなる[お気に入り]に登録済みになっている神社仏閣のことである。
全国津々浦々行きたい神社は数多く、会いたい神様八百万。
しかし、一人で行く勇気と根性、天候良好重なる休日により行く場所は限定されてくる。
隣 石川なら日帰り神社巡りも「OKッ!」サインで、思い立ったその日が吉祥日、草木ますます茂る弥生3月夫婦(22)の心結日に神様に会いに行くことになった。
もちろん、詳細図解マップを理解できない私は、地名だけを頼りに行くことにした。
私ひつじ、人間場馴れした距離推移方向知覚感覚音痴でマップの見方が分かっちゃいない。さらに、カーナビなるマップにおいては、車 方向転換の度にくるくる回るナビマップで車酔いし、車内に不穏な空気が流れ、車を一旦停車、トイレで胃内不穏な気を吐き出すに至る。
また、機械的音声ガイダンスはNOT言霊で聞き逃すか流し、人的音声ガイダンス付き隣座席ナビゲーション無しでは遠出困難。ならば、自身が自慢の音声美声ガイダンスすればいいのでは!?と思うであろう!?
が、
音域高低差広くこなす美声の持ち主であるにも関わらず、それはヨーガ時のみの特技であり、プライベートでの美声は持ち合わせてはいない。歌わせれば誰もが鈍引きする程の音痴の境地、友人を地獄の耳に突き落とすという地獄耳の持ち主だ。さらに、自分の音痴に耳を塞ぐほど実力の持ち主で、プライベートで披露できる自慢の美声音声ガイダンスの代物ではない。あくまでも、商用なる美声だ。様々な音痴合併症によりナビ失格の烙印を押される始末。
ま、そんなこんなで頭でガイダンスやナビゲーションのことを余計に複雑に考えていても始まらない。行きたい場所の会いたい神様には、自らの足を使って会いに行くしかないのだ。
どーんと胸を張って、大いに運に任せての旅に出よう!!
“なんとかなる!!大丈夫、任せろ、天に!!”
これが、私の口癖だ。
倶利伽羅竜王 不動様に出会えるのも、白山 菊理姫に会えるのも、気多 大黒様に会えるのも、
全て[天運]任せだった。
もちろん、私の日記に登場したい!願う??神さんも多く、援助神さんと試練神さんがバックに付いて突き落とすか足を引っ張っている。それはこれを面白可笑しくするための神の悪戯である。そんなことは分かっている。
という訳で、どんな展開になるか分からないが、ここで私が石川 神社巡りの旅は日記を綴っているのだから何とか成ったのだ。
では、話を戻して、行くことが決まった所から
ひつじ「よし、行こう!」で決まったら、行動あるのみ。
すくっと立ち上がり、
夫婦神 イザ!波 風!納めに参ります!と白山行きを両親に告げた。
ひつじ「ねぇ、白山までどのくらい時間掛かる??」
父「お前なら5、6時間だ」
ひつじ「ムッ!」
私のドライビングテクニックに絶対なる否定的な考えを示す父だった。
私の運転技術に信頼性と安心感はゼロらしく助手席に座ったことなど無いにも関わらず、私が国道8号線を40キロで走行すると思い込んでいるようだ。
そんなわけあるかい!ちゃんとスピードoverで走行するわっ!
こんな思い込みの激しい父をドライブに誘っても、即答で、
父「乗らん!」と断られる。
娘の行為を“ムッ”にする父なのだ。私はこういう態度に対して悲しむ前に怒りを示す。
ひつじ「お父さん、息子の顔を出せ!」
もちろん、息子とは兄ではない。そんなこと兄にしてみろ!後でボッコボコである。
父が生まれたときから可愛がっている息子のことだ。あっついチン×2に湯の湧いたヤカンを手に私は息子を虐待しようとした。
もちろん、そんな虐待されてたまるか!としきりに息子を隠す父。
いい親父になったな…。
身を挺して息子をかばう姿に免じて、私は虐待を止めた。
が、
母「若い娘がなんてことっ!!」と嘆いた。
ひつじ「お母さん、私はそんなに若くないっ!いい加減ないい歳だ!」と33を力説。
鯖を10ほど下に読んで我を頑として通す癖のある母子であり、見た目年齢と実年齢が不一致。それをいいことに巷広める-10年齢で、年齢不詳親子で世間の目を欺く母子であった。
ま、そういうわけでいい加減ないい年なんだ、縁結びと縁切りの神社に行っても良かろう?と、
ひつじ「行ってきます♪」と気を取り直して車を走らせた。
レッツGo!
マッツGo!
イザ白山!