リニアの桜ヶ丘地内でのボーリング調査説明会について

2014-08-05 16:06:57 | 桜ヶ丘リニア問題を考える会
2014年8月1日付で、桜ヶ丘ハイツ自治連合会会長名で、「リニア中央新幹線地質調査に伴う「住民説明会」開催のご案内」なる至急回覧が回った。
中身を見ると、JR東海より「可児市桜ヶ丘地区においてボーリング等の地質調査を行いたい」との申し出があり、自治連合会はハイツ全体の問題と考えて、JRに対して住民説明会の開催を要請し、桜ヶ丘公民館で説明会を開催すると書いてある。
なぜ自治会が説明会を行うのか。住民にとって、重大な問題の説明をすべきは、JR及び可児市ではないのか。
リニアのルートについては、もともとJRは、住民に対して何も説明せず、一方的にルートを決めて発表し、環境アセスもまったく不十分なまま、勝手に行政手続きを進めているが、リニア計画については、国民の大部分、研究者の多くが計画そのものに疑問を呈し、必要性だけでなく、採算性、安全性、環境破壊などのほか、電磁波が人間に与える影響、騒音、振動などの苦痛、景観や地域文化の破壊など幾多の疑問、不安にも十分に応えることもない。
聞くところによると、ボーリングは、数カ所で爆発物を爆発させて、桜ヶ丘ハイツ全体の岩盤の強度の調査も含まれるという。
桜ヶ丘ハイツ住民には、何も知らされておらず、いきなり説明会が開かれ、しかも短時間JRが一方的に宣伝活動を行い、(質問を制限し、写真や録音なども規制するなどおよそ説明会とは言えないやり方が、JRのこれまでのやり方である)平日の午後7時30分からわずか1時間半という設定は、ハイツ住民の通勤して働く多くの人々が説明会を聞きたいと思っても参加できる曜日、時間帯ではない。JRの「住民に対して、説明しました」というアリバイづくりに加担させられたと思われてもしかたがない。
以下に、回覧文と「リニアを考える桜ヶ丘住民の会」としての要望を載せる。


至急回覧


● 昨日(3日)の回覧である。何の資料もなく、いきなりの回覧である。桜ヶ丘地区のどこで、何のために、何の目的で、どのようなボーリング調査を行うのか、その結果が、公表されるのか、JRが大規模住宅団地のど真ん中で、地質調査を行うというなら、この調査は、環境アセスの一環として、対象区域として行われるのか、自治連合会は、資料をなぜ公表しないのか、ただ、ボーリング調査を行うについて、桜ヶ丘地区の住民に説明会を行いたいとの申し入れがあり、日時、場所、時間を設定して、住民説明会を行うというだけなのか、あり得ない行為である。説明会を行いましたというJRのアリバイづくりに加担する行為である。
どこを、何のために、何を、どういう目的で、しかも地質調査とはなにか、なにも明らかにせずに説明会を行うというのは、どういうことか、事前に自治連合会役員には何らかの資料と、説明がなされているはずである。
すべてを透明にし、結果を公表するという確約のない、不明瞭な説明会などというのは、聞いたことがない。

自治連合会は、
① 何時申し入れがあったのか。
② 何のためのボーリングなのか。ボーリングの方法
③ ボーリングはどこで行うのか。
④ 調査結果は、公表されるのか。
⑤ どういう根拠でボーリングを行うのか。
⑥ リニア環境影響評価の区域としての、調査なのか。
⑦ 申し入れ時の添付資料。
⑧ 本来住民の安全な生活を確保するために存在する可児市は住民のとって重大な
  問題の説明会の開催を自治連合会に丸投げし、市の責任を免れようとしている   
  のではないかと疑われても仕方がない。しかも会場は、桜ヶ丘公民館一カ所で
  ある。できるだけ多くの住民に説明するためなら、桜ヶ丘地区だけでも2カ所
  も集会場があるのであり、時間もサラリーマンなど、働いている住民が行ける
  日曜日の午後1時とかの参加できやすい日時に開催すべきである。 

  
最低、以上の項目について、自治連合会は、追加して住民に早急に回覧すべきである。