奇跡への絆

図師ひろき

雨にも負けず

2008年02月22日 16時24分06秒 | Weblog
 議会は休会ですが、愛みやざきは全員登庁しています。
 県民総力戦ならぬ愛みや総力戦で、代表質問と一般質問の準備に取り組んでいます。
 質問事項はもちろんのこと、文言の一字一字に至るまで4人で知恵と汗を搾り出しています。これは当然のことといえば当然なのですが、議員数の多い会派には、今まで築かれた知識と経験とテクニックがあります。我々は汗をかくしか術がなく、休会も返上で朝から執行部からのレクチャーを受けています。

 腹が空き、昼飯を買いに松田代表と議会棟を出ようとすると雨が降っていました。
 たまたま県庁前の楠並木通りでは、県北関係の物産展をやっていました。
 魚ずしでもないか一軒一軒のぞいていると
「こら~図師くん、こうて行かんね!この間、汗だくのときおしぼりを渡してやったやろ!」
と威勢の良い声が飛んできました。ふと顔を上げると、先日愛みやざきで延岡にて県政報告会をした時に、北浦から来ていただいていた方が海産物を販売されていました。
 県政報告の後、テーブルを回りながらお酌をしている時、私は汗だくでした。その時におしぼりを差し出してくれた女性でした。
「覚えちょってくれてありがとう!!昼飯を買いに来たとよ、魚ずしかなんかないと?」
「もう売り切れたが~、もっとはよこんね!これでも食べちょきない!」
とあぶりたてのメザシ(?)を口に放り込んでもらいました。

 悪天候にもかかわらずたくさんのお客さんが来られていました。
 メザシをくわえながら一通り見て回りましたが、結局魚ずしにはありつけず、近くの食堂に行きました。
 物産展からは離れつつも
「北浦の海産物はいかがですか~」
の声は、いつまでも雨にも負けず響いていました。



 

ボタン

2008年02月22日 00時55分24秒 | Weblog
 議会初日。
 32年ぶりに議長不信任案が提出されました。
 結果は賛成少数で否決されました。
 事の発端は、道路特定財源確保に関する緊急決議を巡るものではなく、そこに至までにボタンの掛け違いがあったからだと私は考えます。

 今までの議会決議は、全会派一致が原則でした。
 もし、各会派の意向が食い違う部分があれば、調整や修正をして足並みをそろえ議決し、関係省庁に提出していました。
 今回は、自民党が案を幹事長会で提出する際に、他会派の意向を再確認する暇を与えず、議会初日に採決したい旨を伝えました。
 他会派は一旦、会派に持ち帰って協議させてほしいとの申し入れをしましたが、以前にも道路特定財源に関しては同様の決議を2度している事を理由に自民党は、初日議決にこだわりました。
 
 ボタンがずれました。

 その後、議長が調整役となり各会派の意向を把握しようと、議会初日当日まで画策されました。我々愛みやざきは、その議長の動きを理解し、不信任案には反対を決めました。
 しかし、時すでに遅し・・・
 ある会派の硬く閉ざされた貝が開く事はありませんでした。

 議長不信任案とは、議員が議員に対して、会派が会派に対して刀を抜くようなものです。
 今回の刃は跳ね返されましたが、一度刃を向けられた者は常に身構え、刃を向けた者を二度と信用する事はないでしょう。
 今後の議論が、感情論になってしまうのではないか・・・とても心配です。

 プライドを持つ事。
 プライドを尊重する事。
 相手の事を思いやる事。
 大切な事です。

 波乱万丈を予感させる議会初日でした。