奇跡への絆

図師ひろき

ゆび募金

2008年02月14日 18時35分05秒 | Weblog

 リクルートスーツのようなパリッとした上下を着込んだ若者が、私を訪ねて来てくれました。
 九州盲導犬協会を支援する会のボランティアの方々で、昼間の仕事を終え、延岡からの来庁でした。
 
 現在、全国には約7,800人の方が盲導犬を希望されていますが、貸与されている頭数は1,000頭ほどで、希望に沿えていない現状があります。
 盲導犬の育成には、多くの時間と人手と費用がかかります。現在は多くのボランティアの方々の地道な活動によって、育成事業が支えられています。
 
 そこで考案されたのが、自動販売機を使う“ゆび募金”です。
 飲料水を選ぶボタンを指で押せば、自動的に2円募金できることから名付けられました。
 自動販売機1台から年間約7,000円の募金が見込まれ、盲導犬1頭の育成費用約500万円を達成するには、約7,000台の設置が必要になります。
 自動販売機の設置費用はかかりませんが、電気代として月約4,000円の負担が発生します。しかしこれも飲料水の売り上げが月200本あれば相殺されることになります。

 私もまず県庁舎内の自動販売機を“ゆび募金”対応にできないものか働きかけていきます。
 皆様でもこの“ゆび募金”に関心を持たれた方、特に自動販売機をすでに設置されている方で協力いただける方は、遠慮なく問い合わせください。

 まだまだ“ゆび募金”自動販売機の設置は少ないのですが、このステッカーの貼ってある販売機を見つけたら、迷わず指1本の愛情を注いでください。