議会全員協議会が開催され、現状報告と支援策について議論しました。
私は、全員協議会直前まで生産者の方々と情報交換し、その内容を持って発言しました。
「地元は、悲しみ、怒り、絶望感に満ちています。
いつ自殺などの訃報が入ってもおかしくない緊張状態に包まれています。
・・・生産者の中には口蹄疫感染後、牛を殺処分されたにもかかわらず、従業員の給料を払い続けている方や子どもの学費や授業料が払えず退学を考えている方、高齢者の介護にかかる費用を捻出できず苦悩を抱えられている方など明日の暮らしにさえ行き詰られている世帯が多くいらっしゃいます。
県としては様々な融資制度や償還猶予策を打ち出してはいますが、今すぐの生活支援策を新たに創設し、生活保障を万全にする必要があります。
知事の考えを聞かせてください!」
すると知事は
「・・・県としては補償に関する査定を迅速に行うと共に、査定結果が出る前であっても前渡し金を出すことを検討する。
また具体的な生活支援についても、生活資金を現金で渡せるように早急な措置を講じる。」
旨を明言されました。
また私は
「今後、生活保護申請者が増えることも予想されます。
申請理由を理解した上で、充分な配慮を求めます!」
と言い伝えました。
その他、家畜改良事業団の移設に関してや埋却地の国有地利用、ワクチン接種による拡散防止などについて協議されましたが、具体的な結論には至りませんでした。
今後も断続的に協議が行われますので、随時報告します。