ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

野口町をゆく(66) 寸倍石(ずんばいし)

2022-08-03 05:49:18 | 加古川市歴史探訪・野口町編

 前回で「シリーズ・野口と戦争」は終わりです。今回からの「野口町をゆく」の話題はまとまりはありません。

 共通点は「野口に関係している」ということだけです。

 整理をしながら読みください。



     野口町をゆく(66) 寸倍石(ずんばいし) 

 北野新田(加古川市野口町)の公民館の庭に、「寸倍石」(写真)と呼ばれている不思議な石があります。

 「ずんばいし」と読よみます。この石には、こんな話があります。

 「・・・弁慶が高御座(たまみくら)で弁当を食べていたら、飯の中に小石が混じっていた。

 ポイと投げたら鳥が岡の林の中に落ちた・・・」と云うものです。

 そのうちの一個が北野新田の公民館に置かれ、もう一個は、村人が水足の墓地に運こび、ズンバイシの台の部分を石碑の土台に利用したといいます。

 この石は、北条郷との境界を示す境界石(膀示石-ぼうじいし)であろうと言われています。

 石見完治氏も、「これをスエイシと呼び、境界点に据えられた石であろう」と考証されています。

 播磨鑑(宝暦12年-1762)に、次の説明があります。

 俗に「ずんばいし」と云う。これ北条の郷の堺也。形鞠(まり)の如し・・・

 *写真:北野新田公民館の寸倍石

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