宮崎奕保さんのエピソード
前回の続きです。
昨日の午後、もと稲屋(加古川町)の福田寺出身で、永平寺の管主つとめられた宮崎奕保(みやざきえきほ)さんの自叙伝、『坐禅をすれば善き人となる』(講談社) の残り半分を読了しました。
内容については、別のブログ:「ひろかずのブログ」で後日紹介することにします。
一つだけ報告しておきたいことがありましたので、この項を書いています。
それは、別の本で瀬戸内寂聴さんが宮崎奕保さんについて面白いエピソードを紹介されています。
宮崎奕保さんと瀬月内寂聴さんの対談から
その端整なお顔立ちから見るに、若かりしころはきっとハンサムで女性にもモテたはずです。
私(瀬戸内寂聴)は単刀直入に「危機はございませんでしたか?」とお聞きしました。
こともなげにこうお答えになりました。
「一度あったな」
永平寺から里帰りした際、親類が集まって歓迎会を開いてくださったそうです。その場で着物を着た可愛らしい娘さんがせっせと私を接待するのを見て、「これは見合いの席が設けられたな」と察しました。
そこでトイレに行くふりをして、そのまま永平寺に逃げ帰った・・・・
「可愛らしかったので、やばいと思って逃げた」
なんとも、ほほえましいエピソードです。
*写真:宮崎奕保さん29歳の写真(福田寺の晋山式で)
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