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玉造温泉

2012-02-12 | 日記
“かにを食べる”には、寒くてもこの季節ならではの旅の歌い文句。私は玉造温泉には行ったことがなかったし、彼は出雲大社に行ったことがなかった、という事で決まった。こんなポピュラーな観光地を知らず、人の行かない地図の端っこを敢えて選んできた彼に、狭い日本の良さを認識してもらわなければならない。
 
 2月10日(金)
新幹線を乗り換えて岡山から「特急やくも」で2時間38分、ローカル線列車は少し揺れながら玉造温泉駅に到着した。
途中車窓から見た雪景色に私のテンションは上がり、雪の玉造温泉を期待していたが、雪はちらつく程度であった。

温泉の湯は身体を髄から温めてくれた。食事はそれなりかな。
食事に隣席した80歳近くのお年寄りのお顔がとても印象に残っている。そのお顔は一生懸命働いて人生成すべき事を成し悔いなき今を過ごしておられる笑顔であった。娘さんとの旅だとのこと。在りし日の母を思い出し私にもこんな時があったっけ・・・・・

2月11日(土)
観光バスで出雲大社(いずもおおやしろに来た。
60年に一度の遷宮工事中で今は御仮殿での参拝であったが、平成25年5月10日に完成だそうだ。
今日は2月11日、建国記念日。国旗掲揚台のなんと高いこと!びっくりして見上げた。風は無く はためく日の丸は見れなかったが、旗竿は47mで日章旗は畳75枚分に相当するという。そして神楽殿の“しめ縄”も実に大きい!長さ13m、重さ5トンだそうだ。人がまるで小さいよね。
沢山の人のお参りであった。「建国記念の日」をお祝いしましょうと境内で紅白のお餅を頂いた。
縁結びの神様・出雲大社に来て紅白のお餅を頂いて突然思い出した。彼と初めて会ったのは45年前の今日雪の降る日だった事を。人生いろいろな時期が有ったけれど、拝殿の前に立つと取敢えず改めて月日の流れに感謝することになった・・・・・
こちらの参拝作法は二拝四拍手一拝だそうで皆さんに習ってそうした。

国造り・国譲りの神話が『日本書紀』(720年)に「國始馭天下之天皇は神武天皇と申し、云々」とあるそうで、国造りをされた大国主命が天照大御神に国譲りをされたのが2672年前の2月11日だったと知った。
  皇后陛下の御歌
    国譲り 祀られましし 大神の
         奇しき御業を 偲びて止まず   
(平成十五年十月三日)
を何回も読み返し日本国の象徴として続いてきた天皇制に染まってきた何かしらの国民性を自分の中に改めて感じた。

         (画像はクリックすると拡大する)
     神楽殿            大国主命          日御碕神社

【上段右端の写真は日御碕灯台へ行く途中、山あいに見えた朱の神殿・日御碕神社で、大国主命の祖神・須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られているそうだ。】


さて、玉造温泉も出雲大社も二人の望みは叶った。ところが旅には“おまけ”があって、日本一高い石造りの美しい灯台・日御碕(ひのみさき)灯台にも行けたのである。島根半島最西端に建つこの灯台、光達距離は39キロに及び平均水面から灯火までの高さは63mということで、その距離を置き換えてみると規模の大きさが想像できる。
急な螺旋階段160段あまり、息を切らしながら登った。
巨大なレンズを見上げて犬吠埼灯台(99段)より大きいはずのレンズに感心したり、展望台で受ける寒風の凄さに悲鳴を上げながらも、ウミネコが飛び交う360℃の景観に登ってよかったと満足した!
余談ながら、2つの灯台、「碕」と「埼」の違いに気付くかな?
売店の前で(下段写真右端)こんな怪物に遭遇! 私「ひぇ~。これ 何?」 彼「エイの干物だよ。」ホントかなぁ~・・・
                      
昼食の後は「島根ワイナリー」でいろんなワインの試飲を楽しみ、外国産でなくてもいいんじゃない?という気になって、友人にお土産の一本を選んだ。

松江市に来て大根島の「由志園」では未だ寒牡丹が咲いているというので入園した。
奈良県の石光寺ではお正月前後と記憶している私、菰をかぶったあの可愛い姿に出会えてよかった。

最後は境港市に来て「水木しげるロード」散策である。
マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」のファンには魅力のある所だろう。否それでなくてもココを訪れる人は年間すごい数らしい。境港は水木氏の出身地だそうだ。ロードの両側には鬼太郎とお仲間達の妖怪ブロンズ像(139体)が並び、いろんな鬼太郎グッズや鬼太郎まんじゅうやパン等、それに妖怪神社もあったよ。そういえば「特急やくも」が停車した米子駅で見かけた「鬼太郎列車」は境港と米子間を走っているらしい。
境港大漁市場の入り口には7.7mの巨大な鬼太郎の石像があったりで。すごい すごい!
        
  

市場の中で「ゆがきたて1枚12000円」を買うゆとりは無くて写真だけ。

米子市では「お菓子の壽城」でのお買い物タイム。
いろんなお菓子の試食の後は品選び、やっぱり私もこの歳になって、すっかりツアー客になってしまったのかな。(笑)
二日間たっぷり楽しめてよかった よかった。







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