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湯村温泉&但馬大仏

2020-02-16 | 日記
庭のサザンカの花、込みあった枝の奥であちらを向いてひっそり咲いているのがあった。
「寂しいね。こっちにおいで。」花びらが落ちないようにハサミでそ~っと切って、テーブルに飾った。
一昨日湯村温泉から帰宅しても未だ咲いていて、しっかり留守番できたんだね。(笑)  
                            (画像はクリックすると拡大する)

  2月13日(木)
湯村温泉(兵庫県)三好屋の森林露天風呂に魅かれて旅行会社に行った。ところが、こちらは取り扱いが無くて、湯快リゾート専用の予約センターに申し込むようになっていた。
天王寺公園を出発した専用バスは鳥取砂丘に立ち寄り休憩をして、午後3時10分三好屋に着いた。
今日の鳥取砂丘は砂煙をたてることなく、大変穏やかな表情で広がっていた。砂を巻き上げていたあの日の景色が懐かしい。

三好屋から歩いて5分、先ずは「荒湯」に出かけた。
この荒湯というのは848年慈覚大師によって発見された98℃のお湯が沸き出る湯村温泉の源泉らしい。ph7.29のアルカリ泉で匂い無し、飲むとまろやかな味がした。
早速卵を買って湯壺で茹でた。卵をアミに入れ、紐に吊るして13分、ゆで卵にしては最高の黄身の茹で上がりであったが、私はも少し柔らかい半熟温泉卵にしたかった。1分早く引き上げると良かったのかなぁ~。紙に包んだ塩をもらって、湯けむりの上がる傍のベンチに坐って食べた。(他に ムカゴやブロッコリも売っていた。)
鯉が泳ぐ春来川の河川敷には足湯が設けられ、少し熱めだったが、気持ち良かった。石壁にはずらりと有名人の手形レリーフが並んでいた。

            

石段を上がって短い赤い橋を渡ると、夢千代像があった。と言っても私は夢千代を知らない。聞くところに依ると、NHKの三部作テレビドラマで第一部が1981年に放映された『夢千代日記』の主人公だそうだ。主演は吉永小百合であったらしくドラマは知らずとも当時美人の象徴であった彼女の名前を知らない人はいなかったと思う。飾られていた手形レリーフに思わず左手を合わせて見たよ。(笑)

それから、川の向かい側に在る正福寺に行き、戻って八幡神社に行った。共に石段がきつくてハーハー吐息、お参りの気持ちが足りなかった様な気がするなぁ~。
それに、荒湯の湯時計の仕組みの確認を忘れたのが残念。4つの皿から落ちてくる湯が20分毎にブロンズの慈覚大使像の杖を上下させるらしい。。。。。


  2月14日(金)
タクシーをお願いして、旅館から但馬大仏(長楽寺)まで行った。とても優しい運転手さんで長い道も楽しかった。それに雪が解けずに残っている箇所があちこちに有ってそれも嬉しかった。
長楽寺大門の銅瓦の屋根にはあまり馴染みはなかったが、色鮮やかな猛々しい阿吽の仁王像を見上げると、思わず姿を真似てみたくなった。(笑)
台湾檜材の寄木造りらしい。巨大な大仏殿に安置されている3体の大仏さまも材質は同じで、製作は中国の仏師によるらしい。

            

3体の仏像の中央が釈迦如来(15.8m)、向かって右が薬師如来(15.2m)、左が阿弥陀如来(15.2m)で、奈良東大寺の大仏様(14.98m)よりも大きい事になる。ふと思い浮かぶ露座の鎌倉大仏(高徳院)の座高は11.39mで高岡大仏は7.43mとか。
奈良の大仏・廬舎那仏が大好きな私には少々残念だが、更に大きい越前大仏(清大寺)は17mもあり日本一らしい。

長楽寺は天平年間(729年ごろ)行基菩薩の開創で、本堂の薬師堂ご本尊・薬師瑠璃光如来は秘仏、7年毎にご開帳とのこと。
頑張って高さ70mの五重塔に登った。各階には数体の大理石の仏様が祀られ、最上階には釈迦如来・大日如来・阿弥陀如来が祀られていた。
外を見ると向こうの山々が一望できて、大自然の清々しい開放感に大満足出来た。

      

巨大な大仏様の穏やかなお顔の表情にホッとし、雄大な自然の景色に癒され、境内の雪を握って遊び、休憩所では持参の食料でお腹を満たし、帰りはゆっくり山を下って、春来川沿いを歩き春来トンネルを抜け、峠口からバスに乗って湯村温泉に帰ってきた。
時間に余裕があったので、薬師湯にも浸かって三好屋に到着。湯快リゾート専用バスは午後3時40分三好屋を出発して、7時半に天王寺公園に到着。
湯快リゾート利用の良さ発見で、もう一度利用して何処かへ行こうかな。

       曇天で画像は冴えないが、これで良し。傘を差すほどの雨でなく良かった良かった。雪国の冬をちょっと体験。