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土器作り

2019-07-28 | 日記
去る7月24日、やっと梅雨が明けた。昨年より15日遅く、平年より3日遅れだという。嬉しくもあり、来たる熱暑に怖さもある。そして今日は「土用の丑の日」。
奈良県磯城郡田原本町の唐古・鍵遺跡、道の駅レスティの2階で行われる「弥生土器づくり教室」に参加を申し込んでいたので、昨日午後から大雨との予報を気にしながら出かけてきた。
アート感覚ゼロ、不器用な人間に果たして?の不安は大きかったが、とにかく一度体験してみたかったのである。(笑)

  7月27日(土)
時間は12時半受付開始、午後1時~3時までだった。

信楽の土1kgを頂き、チーフの先生が小さい壺作成の実演をしながら注意点とコツを教えて下さり、「ものづくりグループ」のボランティアの方々に見守られながら作った。
ドクロが無かった弥生時代の作り方で、先ず、平たい円い底部分を作り、次に粘土を親指位の太さの棒状に細長く丸め、一段二段と継ぎ目をうまく処理して順に積み上げていき、膨らみを加減する。

          
                                       (画像はクリックすると拡大する)  
柔らかい土なので上部の重みで下部がつぶれる場合もあり、程々に広げて自分が納得する形にする。個人のセンスの出るところである。竹べらや竹串を使って模様を描くのも良し。
唐古・鍵遺跡(弥生時代中期)の出土品には高床建物や人や鹿、魚、鳥などの絵が描かれた絵画土器片が多数で、現在唐古池に建つ楼閣はその複製だそうだ。
頂いた1kgの土で、お皿、茶碗、壺、他に牛や鹿等何でも自由に作る事が許された。私は馬を作りたかったが、オットセイかなと言われて、馬でもオットセイでもなく、絶滅した架空の動物だと答えた。(笑)

余談ながら、6世紀頃の遺跡からはお祭に捧げられた馬の骨が出てきたとか。それに雨乞いには実際の馬を殺して神様に捧げる代わりに土の馬が作られた風習があったらしい。白い馬か黒い馬の区別もあったとか。
そういえば先日の今里の「蛇巻き」で小さな祠「八大竜王」に牛と馬の描かれた絵馬が奉納されていたのを思い出す。本当の馬から土や木の馬となり絵の馬に変化してきたのだろう。

                  

さて、皆さんそれぞれに傑作揃い!彼と私のは何と単純で野暮ったい作品か!でもいいじゃないか古代の器と動物なんだ、と言い訳をして自己満足する。とりあえず形になったのがとても嬉しかった。(笑)

僅かな参加費でこんな貴重な体験をさせていただきありがとうございました。楽しい思い出となりました。
こちらの史跡公園では色々な「ものづくり」イベントの催しがあるようで、勾玉づくりや網代編みの教室にも参加したいなぁ~。。。。。