OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

2014年09月28日 | 書道・筆文字
あれ、はまぐり、ってどう書くんだっけ?

蛤 でしょ。

いや、ちがう……、と思っていたら、ひぐらし、だった。

「蜩の記」である。

最近、宣伝されている映画である。

新聞広告は全5段をみる。

主役たち4人の写真入りで、役所広司さん以下の主な出演者の名前。次に監督、脚本、原作、音楽家の名前。
最近多いのは、そこに題字を書いた人の名前がよくあるが、そこにはなし。

だが、この題字が、それっぽいで終わらず、媚びず、でいい。
用意周到な上手さであるが、技量から自然に生まれたようでいい。
題字などは、書家の書である必要はないし、違った表現があっていい。ただ、最近、目にするタイトル類はむごいものはなはだ多し。
選ぶ方の責任でもあるのだが。

ここには書家の書の良さが伝わる。
名前はなくとも、その書が静かに語る。

こんな題字を選べる監督以下スタッフが作った映画なら、期待してしまうというものだ。











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