OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

薔薇

2014年05月10日 | 日記

五月の薔薇…。
終点の元町中華街の駅からエスカレーターで上に上に行くとアメリカ山公園。その高台から外人墓地などを横目に散策すること5,6分で洋館がギャラリーになって開放されているところがある。
そこで、横浜出身であるお隣りのおじさまの写真展を拝見。いつもは敬虔なキリスト教信者であるお隣りさんのキリスト巡礼の旅を中心としたものであるが、今回はトルコ紀行のなかで自然とブルーモスクなどのイスラム世界の写真も多いが、いつもより多いのはトルコの美女の写真。

一節によると、オスマン帝国時代、各国に攻め込んだトルコ軍は戦利品とともに顔立ちの美しい女性も「戦利品」として連れ帰ったために、いまでもその子孫が美形だという話もある。

とは、お隣りさんの紀行文のなかから。
イスラム圏の女性は、スカーフで目だけ出して顔をすっぽり覆うスタイルが一般的と思いきや、トルコは100年前、ケマル・アタチュルクが近代化政策のなかで、女性のスカーフをはぎ取ったのだと、お隣りさんが教えてくれた。

さて、その後、白楽の書の教室へ。
そこは個人カルチャーで、狭い場所なのである。
卓球台を一台置けば、もう狭い。前後左右もさほど動けない。
だが、そんな環境でありながら、卓球教室もある。そして、教える方は、プロ中のプロ。

その方とはちあわせ。
国際審判員の資格も持ち、娘も世界卓球に出場、愛ちゃんのお母さんはその方等を参考にして愛ちゃんを育てたようだ。
今回、私も世界卓球にくぎ付けであったので、事細かにお話しを聞いた。

○○が麻雀まで習ったのは…、○○はもどりが遅いので…、○○はやはり天才肌で…、などと。
世界で勝つためには、書道をやったらいい、と冗談っぽくいったが、暗い部屋で蝋燭一本を見つめる瞑想など、さまざまな修練を積んで、選手はあの場にいるのだ。
敬服である。

そしてその方も、せっかくだからと、書の教室を体験。
ちょっと書くと、さすが、人物の書の雰囲気である。
その方の書き順が面白い、となって、それもありか! と思うほどの書き順で、考えさせられたりした。
「下」も、横、右斜め、縦。
「ほう~、たしかに省エネではあるかな、○○に教えれば、戻りが早くなるかも」と私。
その書き順で書いて、世界卓球頂点を目指す???

まばゆい五月。


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