OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

右脳

2012年07月22日 | 日記
食事をしたあと、店を替えようと、バーに。
バーには2,3人の先客があったが、二人は奥の角の席についた。
白百合の花が目にとまった。
白百合は夜になると妖艶な花に変貌するものだと小熊は感じた。
昼の清楚な姿があるから、なお夜の妖艶さが香るのだ。

というながれでいくと、
ここには流麗な淑女が登場しなければならない。
が、現実は、たまにしか合わないながら、気の置けない男友達との一献であった。

彼はいま、3万人を抱える企業の幹部である。
20年以上も前の北京であった。
私は留学を終え旅行でもして帰国する算段の時、彼は世界一周の旅の初めに中国へ。
そこで大学寮の同じ部屋に押し込められたのがご縁。

かれはいわゆるエリート街道を歩んできたのであるが、数年前、企業計画などをする企画から営業に仕事を替えた時があったという。
そこで生身の人間を相手に仕事をしていくなかで、脳の使い方がまったく違っていくのがわかったらしい。

いわゆる左脳エリートだった彼が、右脳を使うようになって、極端な言い方をすれば、感覚が鋭くなり、人生って、こんなに楽しく新鮮なのかと思った、というようなニュアンスのことを語ってくれた。

芸術家はもとより右脳人間が多いのだろうが、どう磨きをかけるかだ。

リラックスして臨む集中力。繰り返し。書なんてのは上手く学べば右脳そのものなんだろう。




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