さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ナンテン

2019-02-13 22:12:35 | 樹木

*2019年2月13日撮影

 今日もときおり雪がちらつく寒い日でした。積もるほどには降らないことを良しとしています。

 雪の中では花も咲いていないし、赤い実のナンテンはひときわ目を引く存在です。
 ナンテンの実は雪の降る前からあるのですが、やっぱり雪を被った姿が一番です。
 そんなわけで、今日は雪のナンテンです。





*2019年1月31日撮影

 1月末のとても寒い日に撮影しました。
 ナンテンの実や葉が凍っています。

 ナンテンという名は、中国名「南天燭」を省略したもだそうです。
 中国ではどのように言うのか分かりませんが、日本語読みでは「なんてんしょく」です。
 「なんてんしょく」は長すぎて不便だったので、ナンテンになってしまったようです。
 中国原産の庭木で、かなり古くからあったようですが、江戸時代には盛んに栽培されるようになったとされています。





*2019年1月17日撮影

 これも1月に撮影したナンテンです。
 しっとりとしたいい色の赤い実が、雪の白によく映えています。

 江戸時代には、ナンテンという名前が「難転」つまり難を転じて福となすに通じるとして、福運を求めて庭に植えることが流行ったのだそうです。
 また、ナンテンの実は咳止めの効果があることが知られていて、「南天のど飴」は有名です。
 薬効があるとはいえ、じつはナンテンは有毒植物で、実も葉も茎も毒性があります。
 赤飯の上にナンテンの葉を飾るのも、見た目のよさもさることながら、殺菌効果があることによります。
 毒性は弱いとはいえ、葉や実を食べるのは厳禁です。


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