さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒトクチタケ

2018-07-04 22:33:00 | 

*2018年7月4日撮影

 猛暑は一段落して、梅雨が戻ってきました。
 雨の予報だったのですが、たいしたことはなかろうと出かけてみました。
 雨はときおりぱらぱらと降りましたが、猛暑よりは過ごしやすく、鶴ヶ城公園を一回りできました。

 ふと見るとアカマツの幹にキノコがびっしり。
 小さくてぷっくり膨らんだキノコです。
 これはヒトクチタケというキノコのようです。





*2018年7月4日撮影

 そばに寄って見たヒトクチタケです。
 一口で食べられそうな大きさなのでヒトクチタケという、らしいです。
 しかし、そもそもヒトクチタケは食用にしないということなので、少し疑問です。
 毒はないけれど不味くて食べられないということのようです。
 見た目はとても美味しそうに見えるのですが。





*2018年7月4日撮影

 上を見上げれば、松の木の上の方までヒトクチタケ。
 こうして下から見ると、ヒトクチタケの裏側は、根元のところに穴があいています。
 この穴から甲虫類などが入ってキノコを食べるのだそうです。
 ヒトクチタケはそのため干した魚の匂いがすると言われます。虫の好む匂いなのでしょう。
 この虫たちが、ヒトクチタケの胞子を運んで広げる役をするわけです。

 ところで、上を見上げて葉を見たら、このアカマツは枯れていることに気づきました。
 松が枯れたからヒトクチタケが発生したということのようです。


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