
*2016年6月5日撮影
毎年取り上げているヒメシジミ。私の好きな蝶なのでお許しください。
準絶滅危惧種ということで、毎年、いるだろうかと心配しながら飛び交うシジミチョウを見つめています。
ところが今日は大量のヒメシジミに遭遇しました。
今年はヒメシジミの大発生のようです。
冬に雪が降らなかったのが良かったのでしょうか?
最初の写真は雌のヒメシジミです。オレンジの斑点が前翅までついていてきれいです。

*2016年6月5日撮影
これは翅の表側(背中側)が見える、雌のヒメシジミ。
雌は翅の表側は茶色くて地味ですが、端のほうにオレンジの斑点があってちょっとしたお化粧。

*2016年6月5日撮影
これは雄のヒメシジミです。
オレンジの斑点がほぼ後翅にだけついているのですが、それはそれでとてもきれいです。
体の近くは青みがかって、きりりとした印象があります。

*2016年6月5日撮影
シロツメクサに2頭の雄のヒメシジミ。
こんな光景は昨年までは見ることができませんでした。今年は特別です。
ヒメシジミはここでは梅雨入り前の今の一時期しか見ることができません。
卵で越冬するヒメシジミなので、6月頃に産み付けられた卵が、翌年の春まで長い時間を生き延びて蝶に生まれるのかと思います。
ぜひ来年の今頃もたくさん出会えるようにと祈ります。

*2016年6月5日撮影
雄のヒメシジミが一瞬表側を見せてくれました。
中心部は青い蛍光色で、輝いています。見事です。
ルリシジミの青い背中(表側)も美しいのですが、雄のヒメシジミの背中は別格です。