さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

マルバルコウソウ

2015-09-27 21:59:18 | 草花

*2015年9月27日撮影

 「会津まつり」が終わったと思ったらすぐに天気が崩れて、しばらく曇りや雨の日が続きました。
 今日は晴れ間が見えましたが、秋晴れというにはちょっと日差しが物足りないような。

 さて今日は赤いかわいい花。マルバルコウソウです。
 漢字では「丸葉縷紅草」と書きますが、ルコウソウの仲間で葉が丸いということです。
 葉はハート型ですが、本来のルコウソウ「縷紅草」は葉が糸のように細いので、丸葉というわけです。
 「縷紅草」の「縷」は細い糸をさす言葉で、赤い花が咲くので「紅草」というわけです。
 ルコウソウもマルバルコウソウも熱帯アメリカ原産とされ、江戸時代に観賞用に渡来したとされています。





*2015年9月23日撮影

 見てのとうり朝顔を小さくしたような形の花で、ヒルガオ科に属します。
 もとは観賞用に栽培されたのでしょうが、今は野生化しています。
 中部地方以西に多いとされていますが、会津にもあるということはだいぶ北上しているようです。





*2015年9月16日撮影

 マルバルコウソウは今では野草とされています。
 一方本来のルコウソウや、交配種のハゴロモルコウソウなどは、園芸種として販売されています。
 いずれも似たような赤い花を咲かせ、大きな違いは葉の形だけなのですが、人の好みの不思議でしょうか。
 
 それでもマルバルコウソウの輝くような赤い花を見ると、しっかり生きろと励まされるような気がします。