さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

キバラヘリカメムシ

2015-09-23 22:25:42 | 昆虫

*2015年9月23日撮影

 今日も秋晴れのいい一日となりました。
 会津の鶴ヶ城は今日は「会津まつり・会津藩公行列」のメイン会場として、ものすごい人出。
 こんな日はお城に近づくのは遠慮します。
 
 というわけでお祭りと縁のなさそうなところを散歩。
 マユミの実とおぼしきものに、ちょっとハデなカメムシを発見しました。
 カメムシにはきれいな色かたちをしたものが少なくありませんが、このトラマークを体の周囲にめぐらしたカメムシもなかなかのものです。
 キバラヘリカメムシというそうです。





*2015年9月20日撮影

 やはり同じマユミの実とおぼしきものにとりついている黄色い虫。
 そうです、これがキバラヘリカメムシの幼虫です。
 幼虫も黄色い腹部の周りに黒い点々模様があります。
 幼虫は翅が未発達で頭のほうにちょっとしかないので、黄色い腹部が露出しているのです。
 成長すると翅がのびて体を覆い、黄色い腹部が隠れて、成虫の姿になるというわけです。
 黄色い幼虫もなかなかいい姿をしています。





*2015年9月20日撮影

 キバラヘリカメムシはマユミやニシキギが好きで、大量発生するとされています。
 この写真のような光景が、マユミとおぼしき木の葉のいたるところに展開されていました。
 葉が食い尽くされるのではないかと思うほど、たくさんいます。
 しかし日をおいて何度か観察してみると、葉がなくなってしまうほどの被害はないようです。
 見た目に気持ち悪いと思う人は多いと思うので、殺虫剤などで駆除されてしまうのでしょうね。
 キバラヘリカメムシの実害というのはどの程度なのでしょうか。