故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

娘に何度も言われても忘れる孫の誕生日です。
最近は、お盆玉というのがあるらしい。
お年玉のお盆バージョンとのこと。
はい、メモしたよ。
すぐに忘れる爺なのでした。
謝り方を間違えると、大変なことになる。
パワハラ疑惑の代議士、
不倫疑惑の有名人と枚挙にいとまがありません。
極めつけは、謝り方方が不適切であったために、
不買運動が起き会社がつぶれた。
これでは、一生懸命やってた社員が浮かばれない。
カリスマ社長の名を何度も語る社員のあほらしさ、「鶴の一声」。
鶴は、めったに鳴かないのを知っているのかな。
だから、鶴の一声なのに、そんなに何度も使っちゃ。
これもよくある、「天の声」。
名前があがった会社を逆に利用してやれと、先輩が言った。
「今日のテーマは、「いらいら、どきどき(Part2」です。
「何々があったら良いな」
これをしてくださいとは、決して言わない妻です。
この言葉の連発に、気を効かして畑を耕(開墾)します。
何々とは、苗を植えるスペースのことだったのです。
疲労困憊。まだまだ続く、これがあったら良いのにな。
人間性が顕れる「いらいら、どきどき」の瞬間です。
「対応に追われて、私も眠っていない」
「お前のために、俺はこんなに苦労する羽目になった」
待ってください。
あなたは、何のために釈明会見に出てきているのですか。
自分のことしか弁護してないじゃないの。
すべては、「いらいら、どきどき」が引き起こしています。
普段から言葉が少ない人なら、余計なことを言わずに済んだかもしれません。
おしゃべりゆえに、口がすべった。
私にもよくあることです。
ユーモア会見で、男をあげた人もいる。
潔く非を認め、即座に心から頭を下げる。
頭を下げる時間が、やたら長ければ良いのでもありません。
連帯責任と言って、理不尽にも殴られました。
訳が分かんねえ。
多くのスポーツ選手が経験していることでしょう。
心を潤す一言の方が、よっぽど効果があったのに、残念です。
「いらいら、どきどき」の多くは、疲れから来ます。
疲れているのは、自分だけかなと友人の顔を見ます。
あれあれ、こいつもです。
水の一杯でも、手渡しましょう。
よろけて見せて、転んだりもしますか。
誰もが経験少ない、「いらいら、どきどき」。
これも慣れです。
いつもお母さんに怒られている子どもが、「にこっ」。
それを見て、お母さんは、はっとする。
やってしもうた。と「にこっ」。
ねムーミン うつむかないで にこっとね
2017年9月20日

私の迷いに「あら」。

決めたことに、「まあ」と言ってくれるかしら。
今日のタイトルは、「ゴルフより広辞苑」です。
毎週行っているゴルフに行こうか、迷っています。
ゴルフのプレー代金で電子広辞苑が買えます。
電子広辞苑が壊れています。
欲しいと思っています。
養老院に入られた仲人さんに、この夏会いました。
養老院はとても狭く、自分の部屋に数々の思い出の品を残してきました。
どうしても欲しいものがあると言われました。
自分のお金で買えないものではありませんでした。
本屋に行き、吟味することができないのです。
家族に欲しいと、言わないでいたのです。
私は、大きい字で書かれた国語辞書をプレゼントしました。
良く知らない土地のいくつかの本屋を訪ね、一冊の国語辞書を購入しました。
大きいけど持てない重さではないものを選びました。
今回訪ねた時も、手の届くところに置いておられました。
シンプルになった生活のスペース。
手紙を書くのも億劫になったと言われます。
知識欲を満たす手助けをするのが辞書です。
良いことをしました。
電子辞書を買おうと思います。
これは、どういう意味かな。知りたいな。
たまに書く英語。正しいつづりを調べなきゃと思います。
上手くなっているのか判らない一進一退のゴルフです。
「ゴルフより広辞苑」でした。
好き勝手 字を習うたび 消えていく
2017年9月19日

奥多摩の名もない滝を描きました。
ことりと音がしたように思いました。
静かな山の中のこと。
今日のテーマは、「ジョブ型とメンバーシップ型」です。
ジョブ型は、仕事が決まっていて、その仕事をするために雇用契約を結ぶ。
メンバーシップ型は、仕事は決まっていないが、会社と雇用契約を結ぶ。
外資系の会社で多忙を極め、秘書に書類の作成を依頼したことがありました。
秘書は、派遣社員でした。
会社との契約事項に入っていないから手伝えないと断られました。
忙しい時は、皆で手伝うと言う環境で育ちました。
驚きました。確かに契約事項に入っている仕事はよくできました。
私は、プロジェクトエンジニアーです。
メンバーシップ型(技術系)で、入社しました。
最初から、プロジェクトエンジニアーはやれませんでした。
プロジェクトマネージャーは怖くて、夢のまた夢でした。
設計、サービス、開発、営業と何でもやって来ました。
おおよそは、食品系のプロジェクトに関わってきました。
液体(薬品、化粧品、飲料、燃料)、固体(穀物、化学薬品、鉱物、食品)、
粉体(粉、粉砕、搬送)、気体(ガス、反応、凍結)と様々な分野の仕事に
携わってきました。
都度、先輩からまた顧客から教わって業務をこなしてきました。
何回も転職したので、終身雇用ではありません。
プロジェクトは、FS(経済的にもうかるか)から
引き渡し後のサービス(社員教育)までをカバーしました。
建築、電気、空調、システム、労務管理と多岐に渡るコンサルタントも業務の一つでした。
専門的にできたのなら、スーパーマンです。
全てにおいて、かじった程度の専門性で良かった。
所謂、チームをつなぐのが仕事でした。
勘所が求められていました。
とてもジョブ型とはいえません。
ヨーロッパ(特にドイツ)では、マイスター制度(ジョブ型)があっって、
どこの会社に行っても、その業務に支払われる対価はほとんど一緒でした。
その分野でのスキルを極めることで、給料は上がっていきます。
また、スキルを求められヘッドハンティングされたりしていました。
格差(年齢、男女、経験)はないと言っても良い。
求められる仕事がこなせればよいことになります。
同じ仕事をし続けるので、スキルは上がります。
私の仕事ではないと、会社が倒産しそうでも拒絶できます。
中企業、大企業での話です。
中小企業では、考えられないことです。
会社があって、生活があります。
経理から営業まで一人何役もしなければなりません。
主婦の仕事も同様です。
これは、枠(会社、家庭)があるメンバーシップ型です。
技術が進んで、コンピューターが替わりをするようになると、
ジョブ型の人は無職になります。
メンバーシップ型は、他の部署に移ることになります。
いろんな部署を転々としながら、係長、課長、部長と限られた人が昇進していきます。
その人の能力は、ある会社の中でしか評価されません。
メンバーシップ型は、転職すると、また一から出直しです。
中高年のリストラが良い例です。
ジョブ型の場合、どちらの仕事かなと判断に迷うこと(内容、場面)があります。
どちらも自分の仕事じゃないと言います。
新しい分野の仕事に取り組むときに、おこりやすいと言えます。
チーム(会社)の中がギスギスして、楽しくありません。
グレーゾーンを埋める組織が成長できるでしょう。
自分の仕事との関わりが見え、お互いに分かり合えるからです。
若い人は、ジョブ型を好むでしょう。
年齢に関係が無いからです。
年配の人は、メンバーシップ型が良いでしょう。
仕事をしなくても給料がいただけるからです。
会社に体力(厚生、教育が無くなってきた)がなくなってきた現在では、
だんだんとジョブ型(即戦力を求めて)に移行すると思われます。
寮完備とかいかにも良い環境を整えていると宣伝する企業は、
いまや3K(きつい、きたない、危険)の職場が多いように思いますが、
いかがでしょう。
メンバーシップ型は、出身大学や派閥(社内報)を大事にして来ました。
あいつぐ合併劇で、失われて行く悪しき慣例となるでしょう。
高校の統廃合がテーマの教育現場でのこと。
私は、高校を盛り立て存続させる仕事に就こうとしました。
雇い主は、偏差値をあげてよい大学に卒業生を送り込みたかったようです。
旬の内は利用されて、やがて捨てられるエリートの末路について話しました。
世間の価値に合致する物差しをもち、
オリジナリティーの価値の物差しを持ち合わせない人が、エリート集団です。
この場合のエリートとは、良い大学を出て、良い会社に入る
メンバーシップ型を志向する集団です。
そんな教育をして、半分(定員に満たない)になったコップを
嘆くことはやめませんか。
コップに半分もいる学生のことを考えませんか。
私と雇い主が分かり合えることはありませんでした。
要は、仕事ができる人にお金を払う。
仕事をしない人の給料は、一生懸命やる人にばらまく。
サービス残業を良しとする企業には、本当に働いている人を見抜けないし、
一部の社員が疲労困憊しているのを知ることもできないでしょう。
いつか、働くのが楽しい職場が多くなることを願います。
また、そのことを唱え続けていきたいと思います。
あっちの水 甘いとこがれ 闇のなか
2017年9月18日

「志のゆくへ」というタイトルの絵です。
目指すものは何なのか。回るルーレットです。
今日のテーマは、「工程表」です。
何か物事がうまくいかない時に、工程表の見直しが必要だと言われます。
工程表から外れた話ではありません。
チームワークで仕事をする場合、
誰もが自分の役割は何でいつどれだけのことをしなければならないか、
工程表を見て判断します。
短期間(1-3か月)の仕事では、工程表の良し悪しが、コストに大きく影響します。
通常は、ある期間この成果を出してほしいと担当ごとの仕事を棒線で引きます。
出来るだけ、精査な見積もり金額(追加がない)を集めるために以下の工夫をしました。
工程表に各担当部署(建築、電気、空調、機械、システムなど)の
具体的な仕事を書き込み、各担当ごとの取りあい(工区がバッティングするとき)の
調整方法も書き込みました。ここまで何が終わっていないと次に進めない。
理由はこれこれとも書き込みました。
担当ごとに、何が必要か機材と各仕事の内容もいれました。
例えば、建築が壁を作る前に必要な穴の情報が欲しい。
穴の大きさや数によっては、軸組(鉄骨の大きさ)に影響が出るからです。
見積もり引き合い時に、精査な工程表を出すことはありません。
理由は、見積もり自体にお金を払わないからです。
工程概要を見て、見積もりする各社が判断するのが通常だからです。
見積もり各社に、工程表の説明をしました。
説明したにも関わらず落ちている見積もりについては、
自分で金額を乗せたりもしました。
そうして、何も落ちが無い各社一列の見積もりを査定し、
過去の実績と合わせて評価しました。
工程表は、よく考えた落ちのない物でないといけません。
私は、見積もりで決まった各社を工事前に集めました。
監督だけでなく、営業、設計、工事、下請け会社の責任者を召集しました。
工程表で、工事のシミュレーションをしました。
工事会社各担当に具体的なイメージを持ってもらうためです。
取り合いにおいては、各会社の計画を話してもらいました。
それでは困る、こうしてほしいと担当どおしの話し合いが持たれました。
工事前の話です。
持ち場がバッティングする二社が、レッカーを見積もっていても、
金額を削ることはしませんでした。
どちらかのレッカーを使うことで納得してもらいました。
レッカーを持ち出す会社には、損も得もありません。
レッカーを出さなくて済んだ会社は、得になります。
不思議なことに、得をした会社は、
レッカーを出してくれた会社に工程上の便宜(協力)を図ります。
私のねらいはここにありました。
搾取(一方だけが得をする)ではなく、工事前の仲間づくり(チームワーク)でした。
工事において、各社が持つ情報開示は必須です。
それも、できるだけ工事前の設計段階までです。
見積もり各社は、必ず余禄(予測がつかないため金額をふかす)を
見積もっていました。
その余禄(あいまいな部分)を、工事の事前会議で吐き出させました。
儲けが出たら、見積もり各社のものにしました。
これが後に効いてきます。
追加工事の交渉をする時の材料になるのです。
工事が始まったら、各会社を儲けさせることしか考えませんでした。
私にできる唯一の恩返し(工期短縮、人員削減)だからです。
全権を持っているプロジェクトマネージャーができることの一つです。
各会社は、工事前にこの仕事は儲かり上手くいくと確信します。
俄然盛り上がりやる気を出します。
この仕事を担当してよかったと監督は胸をなでおろします。
出会い帳場の職場にチームワークが生まれる瞬間です。
工程表を描いた私は、各社の細かい質問にその場で応えられます。
先を見通した工程表ゆえに、エンディングストーリーを見せることができます。
この即答が信頼を生みます。この人についていこう。
またいい加減な仕事は出来ないと覚悟をしてくれます。
私は、営業の時からエンディングストーリーを顧客に説明していました。
そうすることで、ぶれない金額を提示でき、お互いWin-Winの体制を
作ることができました。
このことが判らない顧客の前では、熱弁はふるいませんでした。
時候の挨拶をして、さっさと引き上げました。
Know-howは、各社の命です。
それを盗むことはできません。
Know-howは理解できても、その後の展開が描けなければ宝の持ち腐れです。
どんな発明発見も、研究室の外で使われてなんぼです。
実用できるレベルにするのは、
工夫と知恵でエンディングストーリーを描けるかにかかっています。
ここまで準備をしても失敗することがあります。
その時は、他人のせいにしないで、知恵が足りなかったと反省しました。
「工程表」にまつわる自分のストーリーでした。
終ったは 始めの一歩 どこまでも
2017年9月17日

阿吽というタイトルの絵です。
何か聞きたい。と思ってもなかなか心は開きません。
今日のタイトルは、「大学生と話す」です。
カフェに大学生がきました。
就職にあたり、インターンシップで来たのでした。
初々しい姿を見て、妻が反応(好感度が高い)しました。
世界を見たままの姿を話し、企業戦士としての経験を話しました。
ドイツ人は、日本人と共通する部分が多いのでは?
どちらも真面目という点で共通すると言われているが、
日本人は、枠(学校、会社、社会)において真面目と言える。
ドイツ人は、枠にとらわれず、個人として人生に真面目である。
パラサイトのような若者はいない。
早く自立したいと若者は考えている。
話し4分聞く6分は早くも崩れ、私は話し過ぎました。
若者の考えを知る絶好の機会だったのに、残念なことをしました。
問われるがまま、プロジェクトエンジニアリングの経験を話しました。
プロジェクトは、出会い帳場で新チームを組むことになる。
マネージャーにとって、人を見る目は非常に大事で、プロジェクトの成否にかかわってくる。
多くの人と会う機会があり、第一印象でその人が持つ能力を見抜かなければならない。
表情を読み取り、質問への反応をかぎ取るのです。
耳でだけでなく、五感を研ぎ澄まします。
そして、思いつく限りのシミュレーションをし、不測の事態に備えます。
と話しました。
大学生の彼は、遠い物語を聞くような表情でした。
故郷の会社を選ぶ動機はなんですか?と私は問いました。
祭りなど故郷には優れた文化が残っている。
自分も故郷で何かの役に立ちたいと思っている。という回答でした。
時間が出来たら何かをしたいと、忙しく働いている人、誰もが言います。
あなたは、学生の今、故郷のためになりたいと何かをしていますか。
面接官は、そう突っ込むかもしれませんね。
あなたは、応える準備ができていますか。
私の印象では、
高校生は、社会が自分に何を与えてくれるかと考える。
大学生は、社会で自分は何ができるかと考える。
彼の表情が変わりました。
驚いたように眼を開きました。
戸惑いと決意が顕われました。
受けを狙った言葉を使っていると、後で苦しむことになる。
拙くても自分の言葉で話すようにした方が良いよ、
とアドバイスしました。
また、話す機会があったら、彼の話をもっと聞きたいと思います。
我が子には 照れとつ話す 昔ごと
2017年9月16日