故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

目に飛び込む不具合

2017-09-09 08:29:33 | プロジェクトエンジニアー

ちょっと見にくい絵です。
タイトルは、「私の彼は左きき」です。
人形が言う訳がありません。
こう言って欲しかった。麻丘めぐみさんは可愛かった。


久しぶりに、プロジェクトエンジニアリングに挑戦します。
タイトルは、「目に飛び込む不具合」です。

皆さん、電話が鳴りました。
誰からの電話か推測します。
私の場合、良い時は、半分くらい、悪くて3割はかけてきた相手が想像つきます。
登録した名前を画面上で見た時、やっぱりっと思います。
瞬時に用件を推測します。
予知能力です。

毎日、描いたり、書いたりしていると、この予知能力を磨くことになります。
シミュレーションは、私の得意技でした。
若い時は、多くの女性にお世話になりました。
今はおばあちゃんになったあの方にも。
こんなことがあった。
あんなことを言った。
そして、ちょっと気がかりな行動をとった。
きっと、こうしたかったんだと想像たくましくシミュレーションします。
似顔絵を描くときでさえ、きっとこんな人なんだろうなと想像しながら描いています。

プロジェクトエンジニアリングは、「転ばぬ先の杖」のような仕事です。
起こり得るであろう難題を事前に予想し対策をする。
この毎日です。
人の顔をみて、体調は?、言葉には発しない心情を読み取ります。

プロジェクトエンジニアーは、自分なりの「ものさし」を持っています。
このものさしで見るものですから、瞬時に判断できることになります。
ものさしを磨き精度をあげるのは、まぎれもない普段の努力です。

駅で、柱と梁を見ます。
多くの人でいっぱいになるホームは、柱が少ない。
かと言って、たくさんのお金を使えない。
小さくて薄い骨材でトラフを組み、強度を増して、梁にしています。
オープンスペースのホームには、鳥が来る。
どうやって、止まり木の梁を鳥たちから守っているのか。
プラスチックの刺を植え、またネットを張っています。

こんなことを、街のあちこちで検証します。
鉄工所に行きます。
良く片づけてあるし、狭いながらも動線が確保されています。
この広さなら、どの位の材料と製品を出せるのかとインとアウトを想像します。

ここからです。
工場に行きます。仕事を依頼される前の、また勉強のために見学させていただきます。
ここでも、自分だったらこうするなと、「ものさし」を当てながら進みます。
眼から飛び込んでくる数多の情報を、人の口から発せられる説明を、
瞬時に解析し自分の判断に結び付けます。
指摘事項が、記憶されて行きます。
ものさしと合わぬものが、蓄積されて行きます。
良いことも、悪いことも。

さて、質問は?感想は?となります。
プロフェッショナル達は、ものさしを持っています。
指摘するだけでなく、改善方法を説明できます。
これが、「目に飛び込む不具合」です。

文章を読んでいて、誤字脱字を発見するのと似ています。
こう言いたかったんだろうな、それにはこの字は不適切で言葉足らずとなります。

文章を書いたり、絵を描いたりするときも、
「気になる言葉」や「表情」に遭遇します。
意味は何?、意図は何?となります。
そこからは想像力です。

問題は、表現力。
適切な言葉を探し、できるだけ簡潔に説明したい。
次から次に言葉がつながります。自由気ままです。
脳のなかで、つながっていきます。
子供の「何々ごっこ」と一緒です。
一人何役もこなす幼子の可愛いこと。
お母さんの真似は完璧です。
言われて嫌だったこと嬉しかったことを、見事に再現しています。
注意しましょう。気をつけましょう。
子供は隠せませんから。

タイトル「目に飛び込む不具合」でした。

草さんや あんたは元気 負けぬぞよ

2017年9月9日
コメント
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