故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

薬代がかかる

2017-09-04 16:49:59 | よもやま話

巨峰がまだ半分残っています。
まだまだ、これからです。


昭島に住んでいる頃、ご婦人が隣の空地の草取りをされていました。
私も工事現場で、毎日草取りをしていました。
ご婦人は、朝と夕やられていました。
数年前、ぎっくり腰をやりました。
草取りは、リハビリのつもりでやっていますと教えてくれました。

身体を使うと、何かの支障は出てきます。
若い時と違うのは、治りが遅いのと、いつの無理の凝りかわからない。
暇だから病院に行くと、必ず薬をくれます。
しかも、病院で待っている間に具合が悪くなるような気がします。

さすがに痛い時は、おとなしくしていますが、
動けるようになったら、かまわず動くようにしています。
身体が温まってきたら、汗をかくくらい頑張るようにしています。
10年前より、身体ははるかに動くようになりました。
散歩なんて悠長なことはやっていません。
それどころか、暇があれば草取りです。
下にあるものは、ストレッチもかねて身体を曲げて取るようにしています。

バリアフリーにわざとしないデイサービス施設の話を聞いたことがあります。
わざと段差をつける。
右手が不自由になったら、野菜の片方を釘に差して、
効く方の手で、いつまでも(午前中)切っている。
切れることが嬉しいと入居者の方は言われていました。

薬代にかかる保険料を払いきれないと、
国家は老人に「身体を動かせ」と方針を変えました。
薬で治すより、汗をかいて治した方がよっぽど良い。
それには、歳を忘れることです。
歳をとったら、人並みに病気を治そうと思っていましたが、
馬鹿馬鹿しくなりました。

ここでは、なんでも自分でやらなければ食べられません。
仕方なく、ルーチンワーク(掃除、洗濯、炊事)を毎日することになりました。
終ると、ほっとします。
最初は大変でしたが、毎日やらざるを得ないわけですから、やっています。

「薬代がかかる」から、無理をしないなんてことはありません。
病院に行く時間と薬代を払う金を
ゴルフに使った方がよっぽどましだと考えるようになりました。
少しずつ無理をして、健康貯金をしています。

多少、膝下にあざが出来ようが、
皿を割ろうが、ものを無くそうが、人の名前を忘れようが構やしない。
一年使わぬものは捨てたい。
忘れて困るようなもの(年賀状や記録ごと)は、はなから捨ててしまいたい。
思い出も同様です。
過去に縛られるより、また作れば良いと思っています。

出来なくなったことを嘆かない。
やろうとすれば、出来ることが新たに、見つかるかもしれないからです。

挑戦は 90で始めて やっとでき

2017年9月4日
コメント
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