故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

つつじの剪定

2016-04-25 02:33:05 | よもやま話

生垣の道路にはみ出している部分を剪定しました。
現れた排水溝の上の草と土を取り、道が広くなりました。

畑を耕しました。
妻は、待っていられず野菜の苗と種芋(じゃがいも、里芋)を買ってきました。

花が付いていても剪定可能の情報に、思い切ってつつじの剪定をしました。
感性で切ってくださいと言われ、10本ばかりのつつじを刈り上げました。
枯れた木も片づけ、つつじの木の周りが通れるようになりました。

ここまでは勢いでやりました。

地域に染まろうと頑張ってもいたのでしょう。
知り合いの家で、採れたての山菜(たら、こしあぶら、こごみ、筍、わさび菜)をごちそうになりました。
酒が回り、信じられないくらい酔ってしまいました。
元通りになるまで、ほぼ一日かかりました。

スイスの5月は、アスパラづくしでした。
昨日がグリーンだったから、今日はホワイトにしようと、
毎日酒を飲む理由づくりのようでもありました。

里は、これから約一か月田植えで忙しくなるでしょう。
山は燃えるように(花が咲くがごとく)新緑に変わってきました。
里は一変することでしょう。

今日は、館林のつつじ園、ぶんぶく茶釜のお寺と足利の植物園に連れて行っていただきました。
樹齢百年以上のつつじの木は、3m近く高さがあり、枝は5m以上の円となり、見事でした。
昨日自分が刈ったつつじは、あれで良かった(切りすぎたかな)のかと思いました。
そのうち葉っぱがしっかりしてくると、とら刈りも隠れるでしょう。

職住接近(家から5分で職場)で、朝夕畑仕事が可能です。
その分、疲れも溜まっていたのです。
歳を考えながらやらなければなりませんね。
頑張る先輩たちに煽られているようにも思います。
散歩やゴルフの練習では使わない筋肉が悲鳴を上げ始めています。
本末転倒にならぬよう、仕事に精を出しましょう。

似顔絵の反響があり、何枚か依頼されました。
いやいや、勝手に描かせてとお願いしたのです。
これから、6000枚に挑戦する気構えですからほんの序の口です。
こちらも趣味の世界です。楽しみましょう。

座椅子ごと 爺様あおむけ これもよし

友人のお父さんが、ひっくり返ったままなのを見て、友人は大丈夫かと声をかけたそうです。
起き上がっても、これといってやることがないので、このままでいたとの返事だったとか。
笑えました。

2016年4月25日


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ダイクの正体

2016-04-23 06:29:44 | よもやま話

昨日は、職場の歓送迎会でした。
一人の変人と話し込みました。

私は、いつしか宴会で大勢の人と話さなくなりました。
自分で言うのもなんですが、割と社交的な性格です。
大勢の他人より、一人の友人が大事だからです。

大勢と話す時は、決まって歌や芸になります。
歌を歌うのは、決まってトップバッターです。
二度と歌ってよ。とは言われません。おあとがよろしいようで。

今日は、4社の訪問がありました。
産廃業者、クリーニング業者、大工と放射線量測定業者です。
大工さんは、友人となった人の義理の息子さんです。
天井が落ちている。
床が抜けている。
吊戸棚が傾いている。
破風の下板がはがれている。
ベランダへ出るドアが開かない。
天井のシートがはがれている。
障子の桟が欠落している。
樋から雨水が溢れている。
治す見積もりをお願いしました。

依頼をするごとに、若い大工さんは最善の手当を提案されます。
そして怪訝な顔をされます。
本当にするんですか。裏を返せば本当にそんなにお金をかけるんですか。
もっと言えば、この家はお金をかける価値がありません。と正直です。

延べ床124m2(一部二階建て)の家です。
大工さんが説明されました。
この家は、北へ30cm、東へ30cm傾いています。
そうか、だからか。
樋を建屋に平行になおしたにも関わらず、樋から雨水が溢れるのは。
上手から下手に水は流れるはずなのに、傾いて上手が下手より低いのでした。
よって、上手に縦樋を付けることにしました。ドアが開かないのも、床が抜けるのも理解できました。

雨が降った時の北東に位置する庇をたたくダイクの正体がわかりました。逆流する雨水だったのです。
樋を建物に平行にしても治る訳がありません。

正直な大工さんこそ本物の第九でした。目が覚める思いをしました。
見積もり依頼した後、長話をしました。お互い技術者同士、相通ずるものがありました。

私は、決心しました。
3年使えるリフォームをしようと。

かつて、泊まった母がずいぶん寝相が悪いとかみさんと笑ったものでした。
子どもが。ある部屋に走り込むと決まって壁にぶつかりました。
その家は、一室だけでも外に向かって20cm傾いていました。
だからお袋は、壁にくっついて寝ていたんです。
走る子供は、自然と壁に向かっていたんです。
気づかぬ私達が、馬鹿でした。

翌日、母は「こんな家に住まわせて、わしが社長に文句を言うたる」と息巻いていました。
「はて、家賃は」と母に聞かれました。「月に3000円」と私は答えました。
「そりゃ、我慢せにゃいかん」とお袋は続けました。母は社長に談判には行きませんでした。

この家は、畑の上に建てた楼閣だったのです。
若くてもプロの大工さん、ありがとう。
あとで、彼の会社は宮大工の集団だと知りました。

ビー玉が 転がる床で めまいする

2016年4月23日

(投稿後談)今日は、私の誕生日です。
小学校5年まで、母は私の誕生日は天皇誕生日(4月29日)と同じ日と教えてくれていました。
通知表には、違う誕生日が記されていました。母に尋ねると、
「ほうじゃったか、それならその日じゃ」とあっさりでした。

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石の上にも三年

2016-04-22 01:03:45 | よもやま話

ごめんなさい。雰囲気はつかんでいるんですけどいまいちです。



さーて、これからこの石の上に三年座るかと、覚悟して座る人はいないでしょう。
一生懸命やっていたら、三年が過ぎていた。

今日のタイトルは、「石の上にも三年」です。
辛抱すれば、必ず成功する。と広辞苑に出ていました。

これから昇るぞと高い山を登り始めます。
登っては、ああここまできたね。と振り返ります。
気づいたら、元に戻るのさえ勇気がいる高さになっています。

そうして生きてきました。
楽しいこともそんなにあったわけでもありません。
疲れたら、休む。休んで元気が出たらまたやるの繰り返しです。

やっていると苦しい。
そのうち、その苦しさから逃れたいために頑張っています。
自分自身が、どうしてそんなに頑張るのと思ったりします。

一度決めたことを、そんなに簡単にあきらめるわけにはいかない。
そう思っているかどうか、時々辛いために投げ出したくなります。
八方ふさがりのような気持ちになります。
そんな時は、人に話します。
人は、案外冷静です。正しいコメントや自分で気づかない視点でアドバイスをくれたりします。
自分のことではないからかもしれませんが、素直に耳を傾けます。

隣りのおばあちゃんが言っていました。
人の旦那が死んだとき、残った後家さんが可哀そうと思ったけど、
本当に哀しさが分かったのは、自分の亭主が死んだ時だと。
亭主の自慢話も一緒に聞かされました。

好きだから続くんだと、よく聞きます。
最初は、そうだったかもしれません。
毎日続けていたら、苦痛にもなるでしょう。

桜木町の海岸であった60過ぎの釣り師が言っていました。
毎日、釣りに出るのも辛いと。
奥さんが家に居ないでほしいと願っているからだとか。
忙しい合間を縫って出かけた釣りは楽しかった。

石の上にも三年。
新しい環境に飛び込んできました。
ゆっくりでいいんだよ。と人は言ってくれます。
でも、毎日が待っています。
あきらめないで続けていたら、三年が過ぎていることでしょう。
それでも終わらなければ、次の三年も覚悟しなければならないでしょう。
今は、そんな気持ちです。

採れたての 筍うまい 刺しにして

2016年4月22日

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朝の会話

2016-04-21 05:53:15 | よもやま話


元々はきれいだったんだけど、金属疲労のような苦労と幸福でちょっとだけ変わっていきます。
それが歳をとるということです。
この絵を見る時は、ほほの線を手で隠します。


結婚した時に感ずること。
これは、詐欺だ。
だから言ったでしょ。

結婚する前は、両目を開けて相手をよく観察してください。
結婚したら、片目をつぶるんですよ。
歳を重ねてからは、もう両目をつぶるしかありません。

一番大事な時に、目がくらんだように惚れてしまうんだもの。
あなたのパートナーは、いかがでしょう。
私の場合も、同じようなもの。

先日の甲冑行列のあと、餅撒きがありました。
妻は、一個しか取れませんでした。
それが、一夜にして噂になっていました。
まあ何々さんたら、こわーいなんて並みいるおばさんたちの後塵を拝したというようなことを。
あとから妻に聞きました。
唯一とった時のライバルが、子どもを背負った身動きがとりにくい若いおかあさんだったと。

いやいや、こんな説もあります。

美人は三日であきるけど、
ぶすは三日でなれる。

中国で、私が講師として講習会をしたときのこと。
若い人たちを前にこの説を伝えました。
一人っ子政策で、結婚はなかなか大変らしい。
若い皆さんに大うけでした。
この日本人、馬鹿野郎だと思われたかどうか。
翌日は、若い人たちがにこにことあいさつをしてくれました。

朝のなにげない会話が続きます。
両目をつぶるころには、良くしたもので「心眼」が働き始めます。
目が遠くなったからではありません。
阿吽の呼吸とでもいいましょうか、多くを語らずとも伝わるようになります。
「あれ」や「これ」と短い単語での会話です。
固有名詞が忘れ去られるようになってから、
互いに、「あれ」はこのことかと勝手に推測できるようになりますね。

私の方が、「あれ」が多くなりました。

鳥さんは 相手求めて 美声かな

2016年4月21日

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看板娘

2016-04-20 06:14:39 | よもやま話

いつしか買わされている。こんな看板娘にお会いしました。


沖縄の公設市場は、なにげなく行きたい場所です。
美味しいものがありそうな、面白いものがありそうな。
ぶらぶらと散策するのが楽しい。

買い物をするわけでもない。
店先でのんびり話をするおばさんたち。
そのうち用事を思い出して、買い物をして帰られます。

店先では、買いたい人に商品を説明する。
端で聞いていた買いたくない人も、聞いているうちに買ってしまう。

ここでも、お店に来られた方とまず話をする。
お茶をいただく。笑っているうちに菓子でも食べたくなる。
看板娘は、お袋のような方でした。

家のみかんは、美味しいんじゃけん。
誰にもかれにもまず食べさせる。
世間話をする。相談にのる。
みかんを売る前に、相手の商品を買ってしまう。
そんなお袋でした。

対面商売のエキスパートのような看板娘がいました。
看板娘が薦める商品はどれも期待を裏切らない出来栄えです。
この地域には3軒の和菓子屋さんがあります。
まだ2軒にしか行っていませんが、どちらも美味しかった。
東京なら、行列ができるほど売れること請け合いです。
こだわりの製法、温かい会話が売りです。

こしあんの温泉まんじゅうが私は好きです。
美味しい上に、たっぷりのあんこが入っています。
なんでもないどこにもありそうな温泉まんじゅうにはまります。

つぶあんの温泉まんじゅうはないのですか。
よく聞かれるのですが、ありません。
きっと試しているはずです。
こしあんの方が、このまんじゅうには適しているのでしょう。

娘さん ときには笑い 入れ歯落ち

2016年4月20日

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