タイトルは、「石垣」です。
どこにどれだけの高さのものを造るか。
どこで石を調達し、どのようにして運ぶか。
台風でも崩れない石垣をどのように積むのか。
試される。
(2019年10月7日に追加)
今日のタイトルは、「総合力」です。
昨日のラグビーワールドカップで日本が世界二位のアイルランドに勝利しました。
歴史的快挙と言われています。
試合を見ていて、当然の結果のように見えました。
15人のプレーヤーがいつでも立っている。
タックルしてもすぐに立ち上がって次のプレーの準備をする。
巨漢の外国人プレーヤーには、二人でタックルする。
しかしながら、すぐに起き上がって常に数的有利の体制を作る。
誰かが、「ワンチーム」と言っていました。
誰もさぼるものがいない、自分の役割を全うする。
日本のチームは、そんなチームに見えました。
昨日は、墓じまいと新たな墓の始まりをしてきました。
墓守のいなくなった家の墓を仕舞い、私の息子の建立名目で墓石の変更をすることにしました。
亡き妻の骨をやっと墓に入れることができました。
つまり、墓の承継をしました。
誰もお参りしない墓がこれから増えるでしょう。
交通が不便な田舎だけとは限りません。
都会の真ん中だって起きうることです。
田舎へ行くのは、先祖の墓参りが一つの目的でした。
病で墓まで行けない、またこれまでのように親せきをもてなすことができない。
高齢者が増えると、縁も薄くなり親せきと言えど関係が途絶えてきます。
息子の了解を得て、これまでの家とこれからの家の墓守を続けることにしたのです。
2020年のオリンピックが終わると、人財が余ることになる。
外国人を受け入れても、不足の業種に適切に送り込むことができない。
あるエンジニアリング会社の方から相談を受けました。
専門職は、求められるときに供給すれば事足りる。
問題は、需要と供給のバランスを保つことにある。
外国人を本人が望まぬ職場に供給する。
安価な給料が産み出す結果です。
新たな需要を生み出す「総合力」が試されています。
誰もが仕事を通して研鑽を積み、力をつける。
その結果、技能に見合う給料を得ることになる。
2000年の小泉改革は、企業のニーズに応えて労働力の自由化をしました。
女性も深夜働ける。社員ではなくパート従業員を抱えられる。
この結果、新たな貧困層(パートの掛け持ち、結婚できない若者)が創出されました。
社員とて、サービス残業を強いられ一家だんらんを奪われてきました。
新たなキーワードが求められています。
数々の一度だけの部分最適(補助金、災害対策)のような施策ではなく、
転ばぬ前の杖のような知恵(全体最適を見通せる)です。
東京電力の復旧が遅れた。政治家の初動指示が遅れたからではありません。
起こるべくして起きたのです。
電力会社の方々は、送電線に倒れ切断する木々の危うさに気づいていました。
今がよければよい。面倒は後回しにしたい。
成績重視の株主総会を切り抜けることが優先だったのです。
現在、社長をし重要なポストを任されていても、
先の見通しができない賢人たちは、歴史に糾弾されることになるのです。
自分さえよければよいという、エリートは必要とされない。
みんなが常に準備ができている「ワンチーム」が求められています。
これ以上やっても誰も褒めてくれない共産主義ではありません。
富が集中する個人のパーフォーマンスでは、到底乗り切れない。
全体力をアップさせる「総合力」です。
我が家も二人だけのワンチームです。
時によっては、二人が三人になり、家族となります。
要が必要です。要の人のリーダーシップがワンチームを作ります。
誰もが理解できるキーワードを発信できる人のことです。
小さな成功を実証し続ける人のことです。
次の世代に渡せる人のことです。
わずかな時間を割いてでも書いておきたかった。
ひとしずく やがてせせらぎ 大河なり
2019年9月29日
<<投稿後>>
街頭録画という番組を観た。
誰もが主人公のストーリーを話されます。
これが沁みる話なのです。
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