故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

サービス精神

2015-08-13 03:48:51 | プロフェッショナル
  ステンレスの大洲城です。

   
サービスとは、相手の身になって接することであると思います。

マニュアル化した「いらっしゃいませ」に、身が引くことがあります。
アルバイト社員に即席の接客態度を身に付けさせるためのマニュアルです。

顧客とのやり取りではなく、
とにかく教えられたことをテープレコーダーのごとく言うのです。

一元化したサービスは徐々に飽きられてきます。
自分たちの理由で作成したマニュアルです。

コンサルタントは何か言い残していかなければならないのです。
そぐわない提案かどうかを思慮などしないで、一般化するのです。
ありがたがって拝聴する姿がみじめです。

冒頭の絵は、ステンレス製の大洲城です。
長年かかって、あるコンベアメーカーの社長が作成されました。
社長の名誉のために、特別に写真を載せることとします。

  ファンタスティック

仕事が忙しく、ステンレス製の城は、工場の片隅で埃をかぶっていました。
訪ねる度に、「いつ完成するんですか」と何度も聞きました。
引退すると決めてから完成されました。

私が気に入っているのは、見事な出来栄えだけでなく、
ステンレス製の木を配置されていることです。
木があったら良いな。いやあるべきだと作られたのです。

社長の仕事は、いつも見積仕様書以上の仕事でした。
こんなことまで考えてくれていたのかと毎回感動しました。
単に見積もりであっても、絶対に手を抜かない。
こんなことがあったら良いの精神が凝縮された仕事でした。

残念ながら後継者に恵まれないため、大手機械メーカーに会社の持ち株を売られました。
この会社の製品を一度使った会社は、
そのサービス精神が気に入り、リピーターになりました。
適性価格で売られるサービスのため、会社はどんどん成長されました。

サービス精神とは、
「一人の顧客の満足のため」と食品スーパーの佐藤さんが言われていました。
多くの客をこなすためのマニュアルではないような気がします。
ましてや、コンサルタント会社の受け売りであってはならないのです。
相手の身になり、渾身の力を発揮することが求められているのです。

ストリッパー 可愛い客が 凝視する  

2015年8月13日
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