故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

さん付けで呼ぶ

2021-03-10 03:47:10 | 思い出話

先輩夫婦です。
呼び名は、「かあちゃんとうちゃん」です。
えへへ。


今日のタイトルは、「さん付けで呼ぶ」です。
起きてすでに1時間半が経ちました。
ほんわかと幸せな時間です。
あれこれと、昔のことが目に浮かぶ。
夢のような人生を歩ませていただいた。産まれてよかった。

母は、自分の子ども達を「さん付け」で呼んでいました。
そのためか、ガキの頃から私は友達に「さん付け」で呼ばれていました。
私も、再婚を機に息子や娘を「さん付け」で呼ぶことにしました。
何年かして、子ども達は私に尊敬の言葉をかけてくれるようになりました。
ねぎらいのような、感謝の言葉も聞くようになりました。
時には、師弟関係のような、同志のような雰囲気です。

昔勤めていたエンジニアリング会社では、社長も部長も上司は全員「さん付け」で呼んでいました。
半分以上の社員が、肩書だけは「担当課長」や「担当部長」でした。
本当の課長が、部下より年下と言うこともあったのでしょう。
風通しが良かった。なんでも言えた。

転職した外資系の機械メーカーでは、上司をファーストネームで呼んだ。
さすがに、日本支社では「さん付け」であった。
だから、外国から日本へ出張してきた外国人も倣って「さん付け」で呼び合った。
外国へ出張した時は、私も名前の前半二文字で呼ばれることになった。
呼ばれた時は、くすぐったかったが、直に慣れた。

夫婦間で呼び合うのは、いつしか「おとうさん」、「おかあさん」である。
そして、「じいさん」、「ばあさん」と呼び合うようになる。
家族の多く(特に、子や孫)が使う呼び名に変わっていくのである。
私達は再婚故、ファーストネームで互いを呼び合っています。
時に、友人に真似されて、からかわれます。
仲のいいこと。そうなんです。
さらに相手を好きになるから、皆さんもファーストネームで呼び合うことを勧めます。

自分の子供を「さん付け」で呼ぶようになってから、世代交代を意識するようになった。
自分の家の戸主は息子になった。
子供たちを一人の成人と見るようになった。
さん付けを使い始めの頃は、「何か魂胆があるの」と子供たちに疑われた。

両親のことを、「父ちゃん」、「母ちゃん」と呼んでいた。
高校生の頃は、呼び名は伏せて「あの」、「その」と呼びかけていた。
大学生になり、両親の元を離れてからは、堂々と「親父」、「お袋」にした。

呼び名は、人間関係の縮図です。
私は、年齢を負うごとに子供たちや仲間の呼び名を変えている。
それでいいのかな。

雪つもり 木の穴に棲む 目玉増え

2021年3月10日
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