故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

結婚(Part2)

2020-07-25 14:02:54 | 思い出話

絵のタイトルは、「大崩海岸」です。
泊ったホテルからのぞいた海岸に岩がありました。
片時も休まず、波に洗われていました。
時には丸くなり、崩れてまたごつごつと剥きだしでした。
存在感が素晴らしくて絵にしました。


2017年8月15日投稿記事「結婚」では、
「万人が思います。
無邪気な子どもの仕草はとても可愛い。
笑顔がなんと素晴らしいことか。
疲れも辛いことも吹き飛ぶ瞬間です。
結婚とは、こんなことだった。
今でも後からでも揺るがない気持ちです。

数多ある中から選んでした結婚です。
しかし、生まれた子供は親を選べない。
死ぬまで頑張るしかないでしょう。

ひなげしと 一緒になって うばざくら」
(記事より抜粋)

保険の満期通知書が来た。
継続するとなると、同じ保障内容でも、この歳になると払う金額は倍以上になる。
年金の中から捻出するのは、少し大変です。
子供に相談した。これまでより超過する金額を僕たちが払うことも検討するよ。
私は、子ども達のために貯金する方を選ぶだろう。
死んだときに使ってと、口約束でよいではないか。
長生きできれば、「おまけ」が増えるだけです。

今日のテーマは、「結婚(Part2)」です。
互いに疲れた時は、喧嘩をしない方がよい。
売り言葉に買い言葉で、泥沼化します。
元気があれば、対処方法も見つかると言うもの。
結婚は、男と女が一つ屋根の下で暮らすことが一般的です。
漁師のかみさんのように、一年のうち11か月も夫が留守の家庭もあるでしょう。
若いうちは、24時間一緒にいたい。歳をとったら、否応なく24時間一緒の生活です。
3時間は生活リズムをずらすこと(嫁は宵っ張り、夫は早起きなど)を勧めます。
そうでなければ、空間的(家庭内別居)にそうするしかないでしょう。
しゃべっているのは、テレビだけと言う生活になります。
飼っている犬や猫が、夫婦の絆をつなぎとめる。それもありです。
子供たちもみんな独立して家庭を持っています。

定年前にかみさんを亡くし、寂しいながらこのまま余生を送ることを考えていました。
60歳を過ぎて再婚という冒険に入りました。
履歴書のような手紙のやりとりでした。
いつ捨てられるか、スリルを味わっています。去る者は追わず、来るものを拒まず。
来るもの(物好き)なんて、いないと知っています。
この歳の結婚は、互いのかびをなめ合うような生活です。
良い具合に発酵してくれることを祈っています。
但し、子ども達と一緒に暮らせない道を選択することになります。
頼るものはいない。二人しかいない。
喧嘩をしている暇がない。
子供はできないが、若い時のように一生懸命です。
起業(カフェ開店)をし、カフェで使う「お任せ料理」の材料を作ろうと、農業をやっています。
毎日が、待ったなしで、同じ日はない。休日が待ち遠しい。

男と女ではなく、人間として付き合うようになりました。
60歳までに築き上げた個性で、ぶつかります。
すべてがご和算のような生活になりました。
新たなページを紡いでいます。
若い時は、子供の成長や会社での役割などそれなりに変化がありました。
気持ちの上では、同じ繰り返しです。
ルーチンワークの積み重ねです。
農業は上手になりました。
愛情的に、発展はない。
互いの健康が気になります。耳が遠くなり、ののしり合うような会話となることでしょう。
補い合って生きる。これしかない。
若い時のように、保障が大きい保険に入るより、只々健康に日々送ることが貯金となりました。

「一度は結婚することを勧めます。
もう送って行かなくても済むのが、結婚です。
一緒に暮らし始めて、目を見張るばかりの勘違いに気づくのも結婚です。
嬉しい嬉しい出産です。
男が張り切るのも無理が無い。
やる気が、沸々と湧いてきます。
家族のために、どこまでも頑張れる。
植え付けられた遺伝子がそうさせるのです。」
(記事より抜粋)

もう、出産はありません。
家族以外の人(大きな子供)と出会えたことを喜んでいます。

うばざくら 元を質せば ピンク色

2020年7月25日
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