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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

隠れ里、秘境

2014-12-10 04:46:55 | 思い出話
 一滴、一滴が喉を潤す
先輩とその友人と三人の珍道中でした。
後輩に、秋田のその場所を聞きました。
彼は、秘境と答えました。

やはり、先輩から安く買った石抜き機を車に積んでの旅です。
もう一つ、0.3mmの穴をエッチングで打ち抜いた0.3mmの板厚のステンレスの板です。
米粉を作る時に使います。

山の湧き水がとても美味しかった。
冬には3mを越える積雪です。畑に人の背丈もありそうなフキが生えていました。
素人向きに選んでくださった山菜取りの山は、息が切れました。
村には花が溢れていました。田んぼにはオタマジャクシがいっぱい泳いでいました。
どの家にも、湧き水が入る池がありました。冬に落とした雪を投げ入れるのです。
湧き水は、溝となり早い流れを作っていました。ここにも雪を入れるのでしょう。

秋田県発酵工業(オエノン)製の焼酎はほんのり甘く何杯でもいけました。
風景が肴になるなんて久しぶりの体験です。
梅雨時に採られた山菜は塩付けにされていました。指を入れてつけ汁をなめてみました。
苦味も適当で、塩味が良く効いていました。

山間の田んぼでとれたあきたこまちは、収量が平野ほどありません。
そのかわり、ぎゅっと詰まった濃厚な甘みがあります。
冷めても美味しいのは、先代のササニシキの良さを引き継いでいます。
ササニシキより少し大きめの粒です。毎日この米をいただいています。
山の水がしみ込んでいます。だから旨いのです。

雪が来たそうです。もう2回も雪下ろしをされたそうです。
この季節の雪は、雨雪で重いとのこと。仕事に行く前に雪下ろしをされるそうです。
お父さんのけつ(尻)は、とても立派でした。
60歳を過ぎた筋肉のつき方ではありませんでした。毎冬鍛えておられるのです。

珍道中は、新潟県のゴルフ場と山間の旅籠を経由して、東京に帰ってきました。
一部の高速道路は、まだ波打っていました。東日本大震災の影響です。
また行きたい隠れ里、秘境です。

2014年12月10日

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