goo blog サービス終了のお知らせ 

故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

良いとこどり

2022-10-10 03:04:32 | よもやま話

絵のタイトルは、「時空」です。
ザルツブルグ駅前の土産物売り場のショーウインドウに飾っていた
モーツアルトの彫像です。
彼も、続けるために悩んだことでしょう。


草刈後 気づき始める スクワット

できたら楽をして生きたい。
誰もが、そう願う。
旅番組で、地域のよいところを紹介する。
一生懸命やっている人を紹介する。
一方、都会のごみ屋敷を取り上げる。
ウクライナ戦争の悲惨さを連日訴える。
北朝鮮からミサイルが発射され、Jアラートが鳴り響いた。
お茶間にいて、テレビを飽きずに見てしまう。

今日のタイトルは、「良いとこどり」です。
移住したばかりの頃、耕作放棄地(700m2)の草刈は、3か月かかった。
耕作放棄地になって10年経過し、雑木が多く、草も人の背丈の倍はあった。
90歳超の女性にお願いされた、耕作放棄地(約500m2)の草刈をした。
草を刈ろうと決心するまで、半年かかった。
足が向かなかったのは、3か月の苦労が身に沁みていたから。
耕作放棄地になって、まだ3-4年でした。
雑木は少なく、人の背丈より低い草を刈るだけなら3日で終わる。

今度は、譲り受けた畑(傾斜地、1200m2)の草刈をしなければならない。
昨年下見をした時、大きな穴(1m深さ)が50近く掘られていた。
猪が、葛の根を掘り返した跡に空いた穴であると、後に知った。
畑一面に生えた雑木が5mになり、葛の葉が覆っている。

田舎の暮らしは楽しい。
野菜を植えれば、食べきれないほどの収穫がある。
山の上に昇らなくても、畑から多島美を堪能できる。
暇さえあれば、釣りに行ける。
捕った猪は、適切な処置をすれば、市販の肉より美味しいと知った。
体力さえあれば、半農半漁も夢ではない。

ところが、「良いとこどり」は続かない。
野菜を植える畑には、鉄柵と電気柵の二重の害獣対策をする。
2週間ごとに草刈をし、耕作しなければならない。
釣りだって、ボーズの日もある。
猪の肉も10-20Kg単位であり、捌ける友人にもらってもらわなければならない。

美人は3日で飽きて、
ブスには3日で慣れる。
美人が、良いところであろう。
どんな美人にも欠点がある。
飽きて、慣れて3日と言うことだろう。

耕作放棄地の草刈をしていると、近所の人から感謝される。
名義変更さえ、十分にできていない田舎の土地です。
住む人も、耕作放棄地を見たくない。
仮に草刈をしたくても、持ち主の許可さえ取りにくい。
誰かが続けているから、田舎は美しい。

2022年10月10日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする