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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

生き抜く

2021-02-04 06:33:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「興味津々、まさに無邪気」です。
ハイハイのあとは立ちました。そして歩けよと後を押された。
年寄りになっても、こんな感じかな。


先輩から電話があった。
そろそろ誘ってくれよ。ゴルフのことである。
毎日家にいて、ソファに座ったままなので床ずれがひどくなってきたよ。
先輩にはゴルフ仲間が大勢いる。皆さん自粛で巣ごもりである。
先輩に、初めて孫ができた。孫が成人した時は100歳近くになると言われた。
先輩は、犬を飼っている。妹さんが、「呆けないように」と送ってくれたそうである。
犬が太って困っているよ。犬がいるから、夫婦二人で出かけられない。交互に散歩に行くそうである。
犬だけ巣ごもりなのです。

今日のタイトルは、「生き抜く」です。
先輩も私も、もう20年生きたい。
先輩は、孫の成人を見たい。
私は、故郷に帰り、恩返しをしたい。
ここでの5年を考えると、一筋縄ではいかないと覚悟している。
柑橘系の苗木を植えても収穫まで10年近くはかかる。
息子が収穫するとも思えないので、自分が収穫することになる。
植えたからには、5年は収穫したい。
畑の準備に5年がかかる。総じて20年である。

どうやって生き抜くか。
病気に罹らぬこと。これはあり得ない。
田舎に暮らしてもかかりつけの病院まで歩いていける距離が望ましい。
500m以内にコンビニがある場所が良い。
年寄りが歩ける距離は、10分間、距離にして500mである。

畑は、軽トラで行ける場所に限る。
瀬戸内海の島で暮らすからには船が欲しい。
気ままに釣りがしたい。自分が食べる分の魚が釣れれば良い。

絵が描きたい。小説を書きたい。できれば、音楽も始めたい。
島で始めることでもないので、今日からでも始めたい。
これまで読めなかった本や小説を読みたい。
小説家が書いた言語で読めれば、なおよいのだが時間があるだろうか。

やりたいことばかりの列挙である。
問題は、「生き抜く」ことである。
つまり、毎日生き続けられるか。
想定になるが、一人でも生きる。
ひょっとしたら、妻の介護をしながら生きることになる。
今のままではない。
何かができない日が来る。誰かに部分的に助けてもらえるだろうか。
そんな人間関係を作ることができるものか。家族ではない人たちとのコミュニティーである。

筋肉は再生できても、脳や体のあちこちに不具合が生じることになる。
多くのことが自力ではできなくなる。
今のうちにできることを増やし、出来ない時の対処を練習しておく必要がある。
他人のことではない、自分のことである。
真摯にならざるを得ないでしょう。誰にも文句は言えない。
「生き抜く」すさまじさを心してかかりましょう。

枝手折り 姨捨山に レモン花

2021年2月4日

<<あとがき>>
今日を生きる、明日を生きるは、理解しやすい。
10年後、20年後を生きる。
若い時にこんなことを考えただろうか。当然あるものと高を括っていたように思う。
歳を重ねてからの10年単位の話は、途方もないことのように感じる。
こんな時こそ、決して満杯にはならない、「コップに残った水」を楽しみましょう。
一生懸命生きる若者を応援しよう。
(筆者)
コメント
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