故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

馴れ合う

2021-02-13 06:08:15 | よもやま話

お盆玉を知っているか。と長女が言う。
ええ、お年玉の夏バージョンかよ。
孫の誕生日までは覚えられない。
「8月20日メモしたよ」(絵のタイトル)です。


今日のタイトルは、「馴れ合う」です。
意味は、
互いに馴れ親しむ。親しみあう。
男女がひそかに通じ合う。野合する。
人を欺くため、ひそかに示し合わせる。ぐるになる。
(広辞苑より)

かつて営業をしていた時、何度も通った会社を訪ねると、社長室や役員室に通されました。
要件の趣に応じて、社員が呼ばれます。簡単にことが運ぶかと思いきや、そうではありませんでした。
若い人には、それぞれ考えがあり、普段親しくしている会社が別にありました。
社長もそれを知っていて、直接断らない代わりに社員にその役を振っていたのです。

そうでない場合もありました。
社長が勧める人材ならと、いの一番に意見を聞いてくれました。
その社長とは、若かりし頃やりあいました。互いに力を認め合った仲だったのです。

8時間かけて、役に立つだろうと会社のキーパースンと面会しました。
5分間で退席しました。そして、また8時間かけて帰りました。
それからは、時候のあいさつだけで辞すこともあり、
興味があるようなら、さらに説明しました。パンフレットを出し通り一遍の説明はやめました。
それは、相手のためではなく自分(自社)のためだと気づいたからです。

残念ながら、年齢を重ねることが良いことばかりでもありません。
努力無くして、多くの関門をパスすることができる。
相手もそれを望んでいても、そうすることを避けた方がよい。
いつものように、一つずつ鍵をこじ開ける。
支店長クラスは、3年で転勤する。追っても無駄です。
若手の力になる。困っている人と話す。10年後には、本社にいて話を聞いてくれます。

エンジニアリング会社にいたころ、よく「天の声」を聞きました。
同じ会社の同僚や上役であったり、どこかの要職(議員など)の方でした。
私は、ことごとく排除しました。
ところが、山千の上司は、「うまく使え:利用しろ」とサジェスチョンをくれました。
その会社や人物は、窮地のときお前を救ってくれると。
「天の声」の主の手前、助けるのだと。

いろんな考えがあって、しかるべきです。
自分も年をとり、客先の要人も年をとり、馴れ合いのような取引はしない方がよい。
第一、若手が育たない。老害と呼べるでしょうか。
老害には、知見とパイプがあるでしょう。それを活かすのもよいことです。
しかし、若い人にはそれ相応の覚悟があります。時流も読めるでしょう。
老鶏も、常に初舞台のような気持ちで事に当たりたい。

梅つぼみ 嬉し恥ずかし 顔を出す

20121年2月13日
コメント
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