故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

頭を下げる仕事

2017-02-21 02:53:52 | プロジェクトエンジニアー

「イチャリバチョーデ-」というタイトルの絵です。
袖触れ合うも多少の縁。
会うものすべて兄弟という意味の沖縄ことばです。
大分の地獄めぐりの途中の足湯での光景です。


忙しい一週間が過ぎました。
ブログも滞りがちでした。
会って飲んで、お礼を言ってまた飲んで。
人生、出会いの連続です。
この歳で、新しい出会いが増えました。
嬉しいことです。

娘の結婚式でのこと。

今日のタイトルである「頭を下げる仕事」が素晴らしいと感じました。
お客様に感謝の意を伝えるのがお辞儀です。
さりげなく、上品で人柄がにじみ出るようなお辞儀にたくさん会いました。

若いうちに、「頭を下げる仕事」を経験することは、とても良いことだ。
自分が食えるのは、お客様があってのこと。
そう得心するまで、かなりの時間が必要です。
始めは、教えられた通りのお辞儀をする。
仕事とは言え、それが自然に出るようになる。
そのうち、心からできるようになる。

お辞儀がちゃんとできるようになると、
次はお客様をもっと笑顔にすることに意識が向くようになる。
それが出来たかなと、毎日のお辞儀に磨きがかかってくる。

私はものづくりを長くやってきました。
顧客の満足の意を聞くこともなく、次の現場に入っていました。
黒子人生です。
「昔からこうだった」と改造、改良点に気づかれないほどマッチしているのが良い仕事。

「頭を下げる仕事」とは縁遠かった。

これからカフェをやっていきます。
毎日が、お辞儀に始まり終わるような仕事です。
ちゃんとできるでしょうか。
毎日の一人を大切にする仕事です。
人を束ねる仕事ではありません。

人を元気にする。
一回こっきりを大事にする。
おろそかにしないのが、心からの感謝です。

人に始まり、人に終わる。
最期になってこんな気持ちで仕事ができるとは、めぐりあわせとは言え運命です。

風さえも 笑顔に変える 稲穂かな

2017年2月21日
コメント
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