
残り物を元の皿ではなく新しいものに移すことで
残り物ではなくなります。
明日、食べようかなと思わせます。
中国でのこと。
腹いっぱいです。とまん丸のお腹を見せなければなりません。
韓国も、中国も日本でも有り余るほどの料理でお客を歓待します。
ある日のこと、食事のあと中国の同僚が送っていくからと車まで行ったあと、
少し待っていてねと言いました。
彼は、残ったものをホテルの人に弁当箱に詰めてもらって帰ってきました。
家族が喜ぶからと言っていました。
当然です。
沖縄では、勘定の前に「詰めて。」といつものように店のお姉さんに頼んでいます。
お姉さんも喜んで、プラスチックの入れ物に入れ、さらに買い物袋に包んでくれます。
世界中で飢餓が問題視されている時代だからと人は言われます。
そうかな。病院食の残ったものを明日食べたいと思いますか。
精一杯の心づくしが料理に現れています。
韓国では、一族が集まってする食事会は一月も前から準備するそうです。
食事は元気の源です。明日また食べたいなと思う残り物をいただくのです。
それでよいのかなと思います。
2014年11月11日