楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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コントロールの本

2017年08月30日 04時43分16秒 | つれづれなるままに考えること

本屋さんへ行くと、どうしたらよいのかを書いた、
ハウツー(How To)ものの本がたくさん並んでいる。

糖尿病で血糖をコントロールしたい人に贈る本、
どんなことにも「怒り」をすぐ発する人へのコントロール本、
酒で自分の感情をコントロールできない人へお酒をコントロールする本、
東大へ入るための幼児教育の本、
東大へ入るための記憶力養成の本・・・etc.

まだまだ沢山あるが、こんな本が出て居るところを見ると、
ほとんどの人がコントロール出来ないからだと言うことが解る。

東大に限ったことでは無いが、
難関校へ入るには、たくさん勉強して理解し記憶し、
訊ねられたら、その記憶の中から、ズバリ答えを出せる様にすることだ。

たくさん勉強し理解し記憶し、と書いたが、
沢山の新しいことを知り、これを理解すると自然記憶に残る。
勉強とは新しいことを知ることで、知ると言うことは理解すると言うことで、
理解すると言うことは記憶すると言うことだ。

勉強すなわち新しい知識を身に着けることに他ならない。

子供の頃は何も知らないから、すべて新しいことに直面する途端に理解し記憶する。

子供は3~4歳の頃、どんなことについても
「どうして?どうして?」と五月蝿いくらい聞く時がある。
この時に親が正しく説明し答えれば、どんどん賢くなって行く。

この時、知らなくて答えられないから
「五月蝿い!いい加減にしなさい!」と、
一喝して黙らせるでは、賢い子供にはならない。

知らないことに出くわしたら、正直に
「知らないから調べて教えて頂戴」と答える。

「どうやって調べるの?」と聞くに決まっている。

その時、どうすれば良いかを知って居れば事足りるし、
その後、子供は調べることを知って、どんどん自分で勝手に調べる様になる。
そうして得た答えを教えてくれる様になる。
教えると言うのは、その事柄を理解して居なければ教えられない。
子供にとってはかなりの勉強になる筈である。

例えば言葉は、日本語は国語辞典、漢和辞典、広辞苑などなど。
外国語は、各外国語辞典、事象は百科事典などなど。
それは図書館へ行けば解る筈と教えればよい。
化学、物理学、天文学から何でも揃っていることを知る。

子供が知った新しい知識を親に教えてくれるとき、
真面目に興味深く聞き耳を立てると、子供はどんどん賢くなる。

ボクが学生のある時、母が手紙を書いていた。
どんな漢字か忘れたが、
「この字、漢字でどう書くのだった?」と聞かれたことがある。
たまたま英語の勉強をしていたボクが、英語の辞書で、
「これでは」
と指さして、母が満足したことを覚えている。
日本語を英語の辞書から教えて貰った母が、
面白かったらしく、、
この次は、ボクを試すようになった、ことを覚えている。

学校まで電車で1時間ほどかかったので、
その電車の中で、ボクはいったいどのくらい英語の単語の意味を
知って居るのだろうかと、
辞書の単語の頭に意味を知って居る言葉に、
赤鉛筆で丸い点を付けて行ったら、
ほとんど80%の単語は知って居ることが解った。
これには自分でも驚いた。

後で気が付いたが、これは実は母の仕掛けであった。

今でも、英語に関しては辞書さえあれば、
どんな難解な英語も理解する(日本語に直せる)ことが出来ると自負している。

母に感謝しなければならない。

母にコントロールされていたと思われる。






コメント (10)
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