楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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ライスヌはパン付

2017年08月02日 04時41分25秒 | つれづれなるままに考えること



2004年02月24日のブログに載せた一文をもう一度掲載します。

題して(ライスヌはパン付)

土曜日のヴァレンタインデーに、カミさんが
小1の孫息子のM君に、チョコレートを渡すのだと、
娘と会う約束をした。

時間が昼時であったため、食事を一緒にすることになった。
レストランのメニュウを見ると、
(九つの商品から二つを選んで、御注文ください。)と、
書いてある。ハンバーグ、春巻き、牡蠣フライ、白身魚のフライ、
サーモンのムニエル、若鳥のピリカラ焼き、などなど全部で九品。
それぞれに二品づつ選んで注文、ライスつき。

小1の孫息子がメニュウを見て、
「九種類で45通り選べるってどういうこと?」と質問。
「九種類の品物を二箇づつ組み合わせると、
45通り出来るということだよ」と孫のお母さんが答える。

「メニュウの1.2.3.・・・9まであって、
1-2、1-3、1-4、1-5、・・・1-9で八通り。
2-1は1-2と同じだから抜いて、
2-3、2-4、2-5、・・・2-9で七通り
3-4、・・・3-9で6通り
とやって行くと、八通り、七通り、・・・一通りを足すと、
45通りになるのだよ」とお父さんが答えた。小1の孫は、
「ふ~ん」と言ったが、足してみると36通りにしかならない。

「どうして45通りになるんだ?」とボク。

「1-1、2-2、・・・9-9の組み合わせが入るのですよ」と
孫のお父さんが答えた。
「M君!ダブルがあるのだって!」
とボクが言うと、孫は判ったらしく、
「ダブルハンバーグにすれば良かった。」嘆くことしきり。

そのメニュウをしばらく見て、
「(らいすぬにパン付き)ってなあに?」と訊いて来た。
大人たちは一様に

「?」

メニュウを良く見たら
「ライス又はパン付」と書いてある。
やはり母親は鋭い。自分の子供が漢字の
「又は」の「又」が読めなくて、カタカナの「ヌ」にしか
読めないのを知っている。

「ここに書いてある(ヌ)は漢字で(また)と読むのよ。
(ライスまたはパンつき)とかいてあるの」孫息子は納得した。

食事を終えて駅の階段で、(おり口、のぼり口)と書いてある。
そこでボクが、
「M君!(おりろ、のぼりろ)って書いてあるよ!」というと、
「爺ちゃん!それは(おりぐち、のぼりぐち)って読むんだよ!
お爺ちゃんは読めないんだあ!」には参った。

からかってやろうと思ったのに、逆に馬鹿にされてしまった。

以上が孫が小1(2004年)の時のお話でした。

この孫も、今や大学三年生、何時かこの話を聞かせたやろうと
機会を伺っている、年寄り爺(じじい)です。




コメント (12)
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