楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

月下美人を食べる

2015年09月26日 05時13分15秒 | 日記
月下美人、二度目の開花は 9月22日 19:12分からでした。

蕾の頃は四個あった月下美人、異常気温の今夏、冷たい曇り日が4日続いて、

蕾は全部ダメかと思っていたら、5日目からカラッと晴れた暑い日が続き、

蕾は一つ落ちてしまったが、3個はどんどん成長して、

22日、夕食中に開花が始まった。

(19:12)

(19:31)


ゆっくりゆっくり開花して行くのを見ながらの花見酒を楽しんだ。

夜の8時には、咲き開いた。

(20:17)


満開になるには、まだ時間がかかる。ボクにとってはゆっくりの方が花見酒を長く楽しめる。

それでも何時までもという訳にはゆかない。

月下美人も芳香を放ちながら満開になった。

(満開の月下美人20:56)

(満開の三個の月下美人)


満開時の月下美人は、花の後ろへ花びらが反り返っている。

満開の時間はほんの僅かの時間で、21:01分には、

後ろへ反った花びらが、前の方へ垂れてくる。

(後ろの花びらが前に垂れてきた月下美人)


そこでボクはお風呂に入って寝てしまった。

カミさんが言うには、23:30頃までは花らしく見られるが、

その後は花もしぼんで垂れ下がってしまう。

(翌朝、みじめな姿をさらしている。)


(みじめな姿の月下美人。)


その朝、5時頃NHKラジオに寄せられた御便りに、

前日咲いた月下美人を、茹でて酢味噌でいただきましたと言う。

食べられるとは聞いていたが、前夜の美しい姿を見た後では、

なかなか食べる気にはならない。

お便りでは、花茎の部分は、短く切って花びらの部分は裂いて見ました。

味は、(オクラ)に似て、ねばねば、茎や花びらの部分はシャキシャキ歯ごたえがある、と言う。


その夜、思い切って食べてみることにした。

カミさんが言うには「私は、要りません」

仕方なく、自分で軸の部分は1cmほどに切って、

花びらは半分に裂き、中の雌しべを取って、さらに細かく裂いて、

お湯を沸かし1分間、茹でてさっと笊にあげて冷蔵庫へ。

(冷蔵庫から取り出した情けない姿の茹でた月下美人)


酢味噌の作り方が解らず、スーパーで(ゆず味噌)を買って、合えて食べた。

カミさんも半分手伝って食べたが、前夜の姿から想像して、

なかなか美味しいとはいえる味ではなかった。

シャキシャキして歯ごたえはあったが、

第二次世界大戦の後、自分で可愛がって飼っていた鶏を、

目の前で潰された鶏肉の味が、どんな名コックが料理しようと、

決して美味しいと言えないのと同じであった。



コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Potora!  NTTグループ運営!