楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

-300 (残る生命の日数)

2004年03月05日 20時56分00秒 | つれづれなるままに考えること
(ダブルの心配、ダブルの慶び)
退院日を予告されると、7ヶ月に及ぶ抗がん剤の苦労も、
どこかに吹っ飛んでしまう。
そして退院後毎月一回の定期健診も、日にちが経つに従い、
マンネリ化して行く。

しかし頭のどこかで「三年間生存率 30%」が、
絶えずついて回る。少し背筋が痛い、左胸が痛む、
右肩が痛む、わき腹が張っている、脇の下が痛い、
などなど一寸したことが、すべてガンの再発に
繋がっているのではないかと、不安に駆られる。

「三年間生存率 30%」の期限までに
三月五日で残り300日となった。
体調は良く、異常は感じられない。

そして6ヶ月に一度の、CTスキャン、
ガリュウム・シンチなどの精密検査では、
その結果が問題なしの所見が出る次の定期健診日までが、
どんなに長く感じられることか...

昨年11月になって、会社の定期健康診断で、
前立腺がんの疑いがあると、宣告された38歳の息子が、
12月に生体検査をした。
まさか38歳の若さでガンでは、細胞分裂も早く、
転移も早いだろうに、検査結果は、さらに一ヵ月後になるという。

母を胃がんで無くし、今、ボク自身が悪性リンパ腫の血液のガンで、
治療後2年を経過したところだ。
息子がガンに罹る可能性は、十分にある。
さりとて、ボクは医者ではないし、なんとも手の打ち様がない。
カミさんと二人で、ただただ心配しているだけだ。

ボクの二年目の精密検査は、異常なしの結果が出るのと、
ほぼ時間を同じころ、息子の生体検査も異常なしの結果が出た。
年末から年始にかけて、とてもおめでたい気分にはなれなかったが、
双方ともに異常なしで、今回ほど気分が
晴れやかになったことは無い。
こういうのを「盆と正月」が一緒に来たような気分というのであろう。
うれしくて仕方が無い。

教訓:前立腺がんの血液検査結果だけで、ガンと考えない。
ガンはやはり組織検査で確認してから判定したい。




コメント
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