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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

正規カリキュラムでの”越境” コラボレーション

2016-01-19 23:29:33 | 医学教育
今回、シンガポールの学会で発表されていたabstractで、時代は進んでいると思ったものに、正規カリキュラムとしての衛星(or Social media)も含むコラボレーションでした。

中国の医学部と米国の医学部が、正規カリキュラムとして共同学習をするようになっていました。ファカルティも
それぞれの施設にも赴き、セッションを担当するというものでした。

双方の学生は、グループワークで、課題をこなすこともなされており、国境を越えて、多様な患者の文化社会背景に対応するためのグローバルヘルス教育ということでした。

まさに私もやりたいと思っていることなので、テクノロジーの発達でこうしたプログラム・カリキュラムが今後、増えていくものと思います。

当科でも、”越境”Skypeケースカンファレンスを行うので、非常に楽しみにしています。

感染症の教育イベント 盛りだくさん

2016-01-19 21:56:59 | 感染症関連
感染症関連の教育イベントが、今週たくさんあります。

1月20日水曜日 明日 
19時から
場所 水戸駅前の三の丸ホテル

免疫不全患者の感染症 私がインターアクティブ・レクチャを担当

がん患者の感染症治療 虎ノ門病院 荒岡先生 ご講演

事前登録は不要です。


1月21日木曜日 (院内)
臓器移植患者の感染症について、トロント大学 移植感染症科の名取洋一郎先生(元聖路加国際病院感染症科)
が症例提示してくださいます。

当科で、初の国際Skype ケースカンファレンスを開催いたします。
固形臓器移植患者の感染症

1月22日金曜日 3施設合同ケースカンファレンス
水戸協同病院、高輪病院、自治医科大学附属病院 の3施設での症例提示です。

1月28日木曜日 (院内)
トロント大学 名取先生との国際Skype ケースカンファレンスの第2弾
末梢幹細胞移植患者の感染症

Skype ケースカンファレンスは、今後もいろいろな形でトライしてみたいと思っています。

シンガポールの医学教育学会で、米国と中国の医学部の正規カリキュラムとしてインターネットなどを用いた合同カリキュラムがすでに実行されていました。時代はどんどん進化していきますね。

Professional service

2016-01-17 12:33:43 | 医学教育
日頃の診療で、professionalとしてのあり方が問われることが多いですが、別の職種で”プロフェッショナルな”対応をしていただくと、その意味が身にしみます。

最近、宿泊したホテルで、本当に”感動的な”プロフェッショナルなサービスを受ける機会がありました。

これは自分の日記としても書き留めておきたいと思います。

宿泊の前日に、予約確認のemailがマネージャー個人から届きました。空港からの行き方を聞きましたが、2時間以内に返信が来ていました。Early check-inをリクエストしていたこともあり、すぐに部屋には入れました。

果物とクッキーが置いてあって、うれしかったです。

感動はこれからなのですが、早朝出発のため万一のため、ホテルのモーニングコールをお願いしました。
朝食付きのプランだったからでしょうか、コンシアージの方が朝食が取れないことを察知して、トーストをお持ちしましょうか、とご提案してくださり、それをいただくことにしました。起床のモーニングコールとともに、5時ぴったりにトーストが来ました。

その日は実はTシャツなどを部屋に干していたのですが、夕方部屋に戻った時には、house keepingの方がそれを見たのか、クリーニング注文用紙をベッドの脇に出しておいてくれたり、私がお茶を飲んでいたのを見て、無料のお茶セットをテーブルに置いておいてくれたり。

さらに翌日の夕方戻ると、2日連続で早朝から出発しているので、ダライ・ラマの言葉の書いたしおりを枕元に置いておいてくれました。

"Sleeping is the best meditation."

睡眠は最良の瞑想である。

初めて食べたホテルのレストランでの朝食ですが、朝もやがかかった外、室内は癒し系のゆったりした音楽と、穏やかな庭園が見えて、いままでで一番素晴らしい、ホテルでの朝食のひとつでした。

極めつけは、チェックアウトしたあと、bell deskの若い担当の方の、キリッとした髪型、服装、プロフェッショナルとして、すばらしい笑顔、思いやりのある荷物と車の対応、などでした。

プロフェッショナルなサービスのすべてに感動した滞在でした。

生涯忘れ得ない経験でした。

今度機会があれば、ぜひまた行きたいホテルです。


APMEC 2016 ePoster 発表終了しました

2016-01-16 07:40:26 | 医学教育
APMEC 2016(アジアパシフィック医学教育学会)に参加しております。


昨日、ePosterの発表が無事に終了しました。


Congress dinnerでとても勉強になるお話を隣席のシンガポールの先生方から教えていただきました。
国そのものの医学教育の根幹に関わっていらっしゃる方が多数、参加されているので、非常に刺激的でした。


文化人類学 anthropologyは私もとても興味のある分野なのですが、そのマスターを取得し、現在、台湾のProfessor, 今年はクエートでサバティカルをしている友人とも再会できました。

Plenary sessionのひとつを彼女がされたのですが、圧巻でとても素晴らしかったです。

西洋でなされた研究が、東洋の文化コンテキストでどうなのか、などを中心に研究され、昨日は、臨床医学に関する文化についてのお話でした。"Clinical culture"について、非常にinsightful 示唆に富み、刺激的でした。

APMEC 2016へ

2016-01-08 00:57:58 | 医学教育
週末からAPMEC 2016へ向けて出発します。

医学教育学を勉強する時間がなかなか取れないので、学会で勉強してきます。

Pre-conferenceのワークショップを2つ取ったので、ボリュームが多かったかもしれません。

ePosterのoral presentationもあり、しっかり練習・予行して準備します。昨日の午後、30分ぐらい内容の確認、
言い回しの確認などをしました。

世界一クラブ 2016 新年会

2016-01-08 00:47:44 | 医学教育
毎年、臨床留学プログラムのNプログラムの新年会が、早々に開催されます。

本日も、なんとしても出席すべくお伺いさせていただきました。自分のキャリアのすべてはここから始まっており、Nプログラムをずっと守って来られた西元先生、東京海上日動のご関係者の皆様との貴重な交流の機会です。

昨年は、Beth Israel Medical Center (現Mount Sinai Beth Israel)のpresidentであったDr. Newmanの勲章受賞のお祝いの会でした。感無量の会であったのが記憶にまだまだ新しいです。

本日も、都内、関東周辺に在住の同窓生の先生がたが集まりました。

記念撮影。私は5期生、女性第1号で、本日は女性は1名私のみでした。女性の先生がいらっしゃらないのは寂しいですね。




国を越えた友情の映画 たくさん

2016-01-08 00:34:58 | 芸術 Art
年末年始で、見たい映画がたくさんありました。

「杉原千畝 すぎはらちうね」
終戦70年を記念した「杉原千畝」。これは圧巻で、大変、すばらしく感動的でした。こんな素晴らしい日本人の方がいたのかと思うと、誇りに思いました。この方が日本の通過ビザを発行したことで、多くのユダヤ人の方の命が救われた物語です。ご本人はイスラエル政府の大きな賞を受賞されていました。

「海難 1890」

個人的にも、とても親しみを感じているトルコとの友情の物語。テキサスに住んでいるときに同じアパートに
トルコ人の家族の方が治療を受けるため住んでいらっしゃいました。残念ながらその当時患者さんだった方は
その後、祖国に戻りお亡くなりになりました。当時、欧州圏内はもとより、世界でも大変有名な方で、スポーツ選手で優勝したりする方でした。私はご縁で、家族ぐるみで仲良くしていただき、ヒューストンで迎えた31歳のお誕生日のプレゼントにトルコのお守りをいただいた思い出もあります。

その後、その家族を頼りにイスタンブールを訪問しました。1週間ほどホームステイさせていただき、イスタンブール市内観光しました。一人では旅行はとても難しい場所でしたが、地元の方がいたので、とても助かりました。
レジデント時代の同期のひとりもトルコ出身で、とても仲良くしていました。彼は非常に優秀で、いまコーネル大学で膠原病の臨床研究の第一人者になっています。

個人的に親しみを感じるトルコ人と日本人が、国を越えた友情でお互いの国民の命を救った物語。
「海難1890」 当時の海難でのエピソードの後、ほぼ100年後、恩返ししていただいたことなどはまったく存じませんでしたが、本当にトルコ政府の英断に感謝に堪えませんでした。

「私はマララ」
まだ見ていません。上映中になんとか劇場で見たいです。
教育に関することで、非常に興味があります。


西アフリカのエボラ出血熱 終結

2016-01-08 00:31:25 | 感染症関連
報道で知ったのですが、西アフリカのエボラ出血熱が、ようやく終結したとのことでした。

ちょうど1年前、WHO世界保健機関のGOARNという専門家派遣に登録し、2016年2月ごろに派遣されるか、というところにいました。夏ごろから終結に向かっていたので、おそらく派遣はないだろうと思っていました。
病院業務もいろいろな局面を迎えており、実質的に困難な状況でした。

今後も、緊急事態のグローバルヘルスに関して、「世界の健康」に役立つならいつでも飛んでいきたいと思っています。

3施設合同カンファレンスのお知らせ

2016-01-05 20:51:44 | 感染症関連
2ヶ月に1回定期開催の筑波大学・水戸協同病院とJCHO高輪病院の合同カンファレンスに、今回は、自治医科大学附属病院も加わり、3施設合同で開催いたします。

ふるってご参加ください。

日時 1月22日金曜日 17-19時

会場 水戸協同病院 医局第1会議室
310-0015 水戸市宮町3-2-7
代表 029-231-2371

1施設1症例 40分でのプレゼンテーションで、3例のディスカッションです。

内容は、フェロー、感染症科専門医向けです。

参加費用: 無料
登録: 不要

よろしくお願いいたします。

芸術ざんまい

2016-01-03 20:49:03 | 芸術 Art
年明け早々のニューイヤーコンサートをTVでみました。

ちょっとだけ前よりもクラッシック音楽がわかるような気?がするので、とても楽しみに観ました。
私の感性では、なんとかくワルツというよりマーチのような感じがしました。アンコールの青きドナウは
よかったです。

家族が一同に会して新年を迎えられたことが何よりでした。

今年は、健康管理を第一にします。