矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

米国の生活習慣病の実態

2008-09-21 14:13:18 | Weblog
いま、米国の内科専門医の更新試験の勉強をしています。
その試験問題(すべてケース)で、診断、治療方法、予防方法など、ふだんの現場での「判断」を問われる良質の問題を各領域(循環器、呼吸器などなど11分野)につき130問程度ずつやっています。

そのなかで、40代、50代の患者が、高血圧、糖尿病、などの慢性疾患を多数もち、
虚血性心臓疾患で入院してくるケースが多数で、本当に、その状況の深刻さをあらためて驚きます。

米国も、治療を改善、開発する前に、あの「脂にまみれた食事」「人間の食べる量をはるかに越えている」と思われるレストランの料理のポーション(一皿あたりの量)を、減らすことが先決だ、と強く思います。

日本の食事の健康さを、あらためて、実感します。

日米欧、そのほかの世界中の食を考慮すると(世界40ヶ国以上訪問経験あり)、和食は、バランス、多様性、健康度、美的感覚度において、圧倒的に優れている、と思います。

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