矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

恩師の受賞 Distinguished Alumnus Award 2010

2011-06-18 22:14:14 | Johns Hopkins Bloomb
帰国後、母校岡山大学の恩師が、Johns Hopkins Bloomberg School of Public Healthで、Distinguished Alumnus Award 2010を受賞された、との連絡がありました。

http://alumni.jhu.edu/distinguishedalumni2010

2002年には、私の同校入学に前後して、Hopkins 留学生向けにAoyama-Kita Scholarshipという奨学金も設立し、若手育成にご尽力されています。

来週土曜日にその祝賀会があるそうで、ご高齢になりつつある恩師のお祝いの会に駆けつけたいと思っています。

私はその恩師のおかげでいろいろ自由に希望する研修やトレーニングを思う存分に受けることができました。きっかけと自由をくださった自分のキャリア上の本当の恩人のひとりです。

国際保健では大変定評のあるHopkinsへも迷わず入学志願したのも恩師の影響も少なからずあります。医学部、publich healthの大学院も先輩で同窓にあたるその先生のすばらしい受賞のニュースを聞き、とても感動しました。

学生のころ、恩師の講義は、非常に興味深いお話が多かったです。日本社会の風刺も多かったと思いますが、そのなかでも人的流動性の国内外の相違についてもコメントはいまでも鮮明に覚えています。黒川清先生もブログなどで頻繁に人的資源の流動性の問題点について述べられています。

いわゆる”4行履歴書”は国内では標準でエリートだからストレートで昇進したと受け止められます。

ところが、国際的には”ずっと同じ場所にとどまったのか”などとちょっと”面白みがない””ひとつの施設だけの経験では経験や応用力が足りない可能性があり”とも解釈される場合もあります。

国際的には、条件のよい施設にどんどん移動しているほうが”華やかな経歴”のように受け止められる、など当時学生だった私にとっては興味深いお話をしてくださいました。


それの影響?か、私も自分の道は自分で切り開き獲得する人生を選択してきたので、自分で懸命にはい上がり実力を磨きそれを十分にプレゼンテーションし、納得するポジションに落ち着くという経験を繰り返してきました。

私自身の人生のなかで、公私ともどもそうした”たくましさ”と”変人力”を身につけるうえでもすばらしいロールモデルのひとりである恩師の快挙に感無量です。


人と同じことをしてもおもしろくない!というのが私のモットーですかね。

いかに自分はユニークか、そこを磨くことが大切と思います。。。

”それはだめ””あれはできない””これは無理”などと考えるのをやめて、自分が自分にあれもOK,これもOK、あれも挑戦、などとOKを出し続ける人は、結果としてとてつもないことを成し遂げている人が多いように思います。いろいろなノンフィクションや伝記物などを読みますと。。。


自分が自分の枠を超えるときもっともワクワクするのではないでしょうか~。


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