矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

コンケン病院を見学しました。

2010-08-06 08:54:07 | Khon Kaen University
8月5日(木)は、東大に短期に招聘教官として来られていたDr. Kanokwan Srirukasaが勤務されているKhon Kaen Hospitalを見学させていただきました。

彼女とのご縁に感謝しつつ、900床ある病院を見ました。

私も彼女も93年にMedical Schoolを卒業したことがわかり、これも本当に奇遇でした。

小児科の彼女が勤める病棟を少し見させていただきました。一般病棟、NICU, PICUなどです。

夏のいまは、Dengue feverのシーズンで、多くのこどもが入院していました。

タイのすごいところは、こうした患者さんも臨床研究に登録されていてデータ集積をきちんと行っている点です。

1週間ほどの滞在ですが、5-10年後には日本は追い抜かれているのではないか、と肌で感じます。アカデミアのレベル、若者たちの人材育成、どれをとってもグローバルな視点での教育が徹底されている印象です。

そうこうしていましたら、日本の島根大学6年生の学生さんでご縁あって紹介していただいた方ですが、彼から英国の大学に短期留学しているので、そのレポートメールをいただきました。

中国からの留学生が多いなか、日本人として彼らと一緒に楽しく勉強しているようです。
英国のGPのオフィス見学や、病院で、History and Physical examinationsなどを学んでいるようで、とても充実した感じが伝わってきます。

若い年代から、グローバル感覚、人種、文化を越えた真の友情を築く資質の育成は重要ですね。

今年は私もかなり国外での経験が多い予定ですが、自分の原点に戻っている感じです。
やはり、常に、人種、言葉、文化を越えて、リベラルな交流ができる環境、切磋琢磨できる環境に身をおきたいと思います。

今回の滞在では、バンコクで最後の最後に、とっておきのサプライズとギフトがあります!Johns Hopkinsのときのクラスメートがバンコクで勤務しているのですが、なんと8年ぶりに、再会することになりました!

Facebookで連絡が取れ、昨日、電話で話し、ほぼ真夜中12時のバンコク発のタイ航空で帰国予定なのですが、21時すぎに、チェックインカウンターで待ち合わせになりました。


彼女の真摯な思いやりに感謝しています。土曜日の勤務が終わってから、空港に駆けつけてくれます。本当にこのような個人的な国際交流をずっと大切にしたいと思います。





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